カーネルパラメタのチューニング
以降の設定を行う前に、PRIMECLUSTERシステムの構成により、カーネルパラメタのチューニングが必要となります。「PRIMECLUSTER導入運用手引書」の「A.5 カーネルパラメタ・ワークシート」にしたがい、各パラメタの必要値を見積り、全ノードの"/etc/system"ファイルに反映してください。
その他のカーネルパラメタに関してはシステムのデフォルト値が必要です。
リブート
手順1の設定を有効とするためリブートを行ってください。
GLSの設定
GLSのSMFサービスが起動しているか確認してください。
# svcs -a | grep fjsvhanet <Return>
disabled HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet:default
disabled HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet-poll:default
GLSのSMFサービスが“disable”状態の場合は、SMFサービスを起動します。
# svcadm enable /network/fjsvhanet <Return> # svcadm enable /network/fjsvhanet-poll <Return>
上記でSMFサービスを起動した場合は、GLSのSMFサービスが“online”状態になっていることを確認してください。
# svcs -a | grep fjsvhanet <Return>
online HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet:default
online HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet-poll:default
DR(Dynamic Reconfiguration)連携機能を使用する場合は、以下の方法で設定ファイルの確認および、変更を行ってください。本手順は、物理環境、グローバルゾーンで行ってください。
【設定ファイル名】
/opt/FJSVhanet/etc/dr.d/hanet_dr_dev
【変更内容】
GLSで使用するNICのドライバ名が設定ファイルに記載されていることを確認してください。設定ファイル(/opt/FJSVhanet/etc/dr.d/hanet_dr_dev)に、記載のないドライバ名については、設定ファイルの末尾にドライバ名を追記してください。
hme qfe eri vge ge fjge fjgx fjqe fjgi ce ibdl bge e1000g nxge fjxge newdev
.profileの編集
Oracle Solaris 11の場合、/root/.profile(rootユーザの.profileファイル)に以下の行を追加してください。本手順は、本ソフトウェアをインストールしたすべての Oracle Solaris 11環境のノード(グローバルゾーン、ノングローバルゾーン、カーネルゾーン、制御ドメイン、ゲストドメイン、I/Oルートドメイン、I/Oドメインも含む)で行ってください。
PATH=${PATH}:/opt/SMAW/bin:/opt/SMAW/sbin ; export PATH
以降の環境設定は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」の「4.2 Web-Based Admin View画面の起動準備」、「第5章 クラスタの構築」および「第6章 クラスタアプリケーションの構築」を参照してください。