List Creatorでは、CSV形式やXML形式などのテキスト形式のデータファイル、またはデータベースと連携して抽出したデータなどを、入力データとして使用します。
入力データの形式を以下のように分類して説明します。
データファイル(テキスト形式)
XBRLデータ
データベースと連携して抽出したデータ
ポイント
入力データとして扱える文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。
テキスト形式のデータファイルには、次の種類があります。
可変長
固定長
CSV形式
XML形式
ポイント
これらのデータファイルは、以下の方法で抽出・作成できます。
データベースから抽出する
表計算ソフトから抽出する
4GLから作成する
以下のインタフェースでは入力データをレコード(行)単位で指定することもできます。
Javaインタフェース
.NETインタフェース
カスタムコントロール
CFXカスタムタグインタフェース
Javaインタフェースでは入力データをストリームで指定することもできます。
可変長およびCSV形式のデータファイルは、項目名ラベル情報を持つ、項目名ラベル付きデータファイルを入力データとすることができます。
項目名ラベル付きデータファイルを使用すると、項目と入力データの並び順を一致させる必要がありません。
以下にそれぞれのデータファイルについて説明します。
各データの長さを可変長として扱います。各データは区切り文字で区切ります。区切り文字には、データに含まれない文字を指定します。
各データの長さを固定として扱います。設定された長さよりも実際のデータが短い場合は、設定された長さに満たない分の半角空白を挿入して、データを作成します。
CSV形式のデータを扱います。各データの長さは可変です。各データは、区切り文字で区切ります。区切り文字には「カンマ(,)」または「タブ」を指定します。
XML形式の入力データでは、各データをデータルートの子要素として指定します。
XBRLデータ対応機能を使用すると、XBRLデータのタクソノミーを参照して、帳票定義情報が作成できます。この帳票定義情報にしたがって、XBRLインスタンスから抽出したデータを帳票の入力データとして使用できます。
注意
XBRLはXMLの一種ですが、XLinkという技術を使用したXMLの特殊な形式のため、List CreatorではXBRLをXMLファイルとして使用できません。
データベースに保存されたデータを入力データとして使用します。この場合、以下の機能を利用します。
Navigator連携機能
SSIS連携機能
以下に、それぞれの機能の概要を説明します。
Navigator連携機能を使用すると、Interstage Navigator Serverと連携して、データの抽出条件にしたがってデータベースに問い合わせを行い、その結果を帳票の入力データとして使用できます。
SQL Server Integration Services(SSIS)は、データウェアハウジング対応のETL(抽出、変換、読み込み)パッケージを含む、高いパフォーマンスデータ統合ソリューションを構築するためのプラットフォームです。
SSIS連携機能が提供するList Creatorデータ変換先を使用することで、プログラミングせずにデータベースからデータを抽出でき、その結果を入力データとして帳票出力することができます。