ここでは、List Creator V10.0.0からList Creator V10.4.0への機能追加について説明します。
オペレーティングシステム
Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)に対応しました。
以下の機能について、Windows 8/Windows 8.1に対応しました。
List Creator Enterprise Edition
Web手元印刷機能
帳票表現力
オーバレイ文字にUnicodeの文字が使用できるようになりました。
項目の「日本語フォント」にタイ語、ベトナム語用のフォントが指定できるようになりました。
項目名に以下の文字が使用できるようになりました。
日本語の「スラッシュ(/)」
日本語の「大なり(>)」
日本語の「小なり(<)」
日本語の「アンダースコア(_)」
数字項目および非出力項目(項目形式が数字項目)について、小数部の丸め指定の機能を拡張しました。
項目ごとに小数部の丸め方法を指定できるようになりました。
項目に対する入力データについて小数部の丸め方法を指定できるようになりました。
数字項目の編集形式の分類が「数値」の場合、整数部、および小数部に出力する最小桁数が指定できるようになりました。
数字項目の編集形式の分類が「通貨」の場合、小数部に出力する最小桁数が指定できるようになりました。
数字項目に対して、データがない場合の動作(出力しない/0を出力)の指定ができるようになりました。
集団項目の機能を拡張しました。
集団項目に対してSET演算子を指定できるようになりました。
SET演算子の引数に集団項目を指定できるようになりました。
SET文に集団項目を指定できるようになりました。
MOVE文に集団項目を指定できるようになりました。
以下の文字列操作を行う演算子を追加しました。
LEFTSTR(入力データの値(文字列)の先頭から、指定した文字数を抽出できます)
LEFTBSTR(入力データの値(文字列)の先頭から、指定したバイト数分の文字を抽出できます)
MIDSTR(入力データの値(文字列)の任意の位置から、指定した文字数を抽出できます)
MIDBSTR(入力データの値(文字列)の任意の位置から、指定したバイト数分の文字を抽出できます)
RIGHTSTR(入力データの値(文字列)の末尾から、指定した文字数を抽出できます)
RIGHTBSTR(入力データの値(文字列)の末尾から、指定したバイト数分の文字を抽出できます)
LEN(入力データの値(文字列)の文字数を取得できます)
LENB(入力データの値(文字列)のバイト数を取得できます)
RPLSTR(テキスト項目に対する入力データの文字列を置換できます)
以下のデータ変換を行う演算子を追加しました。
TOSTR(数字項目に対する入力データを文字データに変換できます)
TONUM(テキスト項目に対する入力データを数値データに変換できます)
以下のマルチフォーム出力/組合せフォーム出力時に使用する演算子を追加しました。
SUM-ALL(マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時の複数の帳票をとおしての項目の総和を出力できます)
NUM-ALL(マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時の複数の帳票をとおしての項番を出力できます)
文字列操作を行う関数、および拡張定義の文について、後ろの半角空白の扱い(削除する/しない)を指定できるようになりました。
対応する関数は以下のとおりです。
HEADSTR、TAILSTR、CONNECTSTR、LEFTSTR、LEFTBSTR、MIDSTR、MIDBSTR、RIGHTSTR、RIGHTBSTR、CASE、SET、USERID、 LEN、LENB、RPLSTR
対応する拡張定義の文は以下のとおりです。
SET文、MOVE文
以下の段落が機能拡張されました。
制御頭書き段落(CNTL-HEAD)
段落に条件が指定できるようになりました。
制御脚書き段落(CNTL-FOOT)
段落に条件が指定できるようになりました。
フリーフレーム形式、および集計表形式の場合、明細(DE)パーティションが1つしか出力されなかった場合に制御脚書き(CF)パーティションの出力を抑止するかどうかを指定できるようになりました。
フリーフレーム形式の場合、フレームの途中でパーティションの出力が終わったときにフレームの大きさに合わせて罫線のみ出力するかどうかを指定できるようになりました。
グラフの文字サイズを変更できるようになりました。
組込みメディア項目に以下のグラフデータが出力できるようになりました。
積み上げ縦棒グラフ
100%積み上げ縦棒グラフ
PDFフォント登録を行ったフォントに対して、使用する利用者定義文字を切り替えられるようになりました。
Charset Managerの日本語資源管理で設定した業務名の利用者定義文字を使って、PDFファイル出力ができるようになりました。
帳票出力
入力データにUNICODE(UTF32)のデータを使用できるようになりました。
Unicodeで規定されている、基底文字に対して、異体字セレクタを用いることで様々な異体字を出力する仕組み(Unicode IVS)に対応しました。機能の詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。
List Worksと連携し、二次帳票を生成する機能に対応しました。
二次帳票の詳細については、List Worksのオンラインマニュアルを参照してください。
PDFファイル保存時、3階層以上のしおりが挿入できるようになりました。
PDF文書情報ファイルで、以下の機能が指定できるようになりました。
JPEG画像埋め込み時、JPEG画像にエラーがあった場合の挙動設定(PDF-JPEGCHECKMODE)
印刷時のページの拡大/縮小(PDF-NOPRTSCALE)
キーワードの指定については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
PDFファイル保存時に、以下のファイルでPDFの出力に関する各種情報を指定できるようになりました。
PDF環境設定ファイル
すべてのPDFファイル保存で共通な情報を設定する場合に指定します。
Excelファイル出力について、Microsoft Excel 2013に対応しました。
Excelファイル出力時、以下の機能が指定できるようになりました。
ウィンドウ枠固定の指定(XLSX-FIXWINDOWFRAME)
枠線非表示の指定(XLSX-GLIDLINE)
フィルタの指定(XLSX-FILTER)
キーワードの指定については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
TIFFファイル(Tagged Image File Format形式)の出力ができるようになりました。
バーコード項目に不当な入力データが指定されても、帳票出力を中断せずに帳票を出力できるようになりました。この場合、警告エラーを通知します。
Webプラグインの印刷画面で、プリンタ固有の印刷属性を指定して印刷できるようになりました。
帳票出力情報ファイルおよび帳票出力環境設定ファイルで、以下の指定ができるようになりました。
キーワード(説明) | 帳票出力情報 | 帳票出力環境 |
---|---|---|
CENTERINGWIDTH(中央配置の文字列幅補正指定) | ○ | ○ |
EQUALLYOVERFLOW(均等配置の領域長超え動作指定) | ○ | ○ |
LWCHARPITCH(電子保存時の文字間隔単位指定) | ○ | ○ |
PDFBARQRPART(PDFファイル保存時のQRコード分割機能指定) | ○ | ○ |
SUPPRESSRECTEXT(矩形テキスト項目での罫線抑止指時の動作指定) | ○ | ○ |
COMBIPRTPOS(組合せフォーム出力時の印字位置ズレ補正指定) | ○ | ○ |
GENGO(和暦カスタマイズ指定) | ○ | ○ |
PRTCHECKFONT(印刷時のフォントチェック) | ○ | ○ |
PDFCHECKFONT(PDFファイル保存時のフォントチェック) | ○ | ○ |
TIFFDPI(TIFF出力時の解像度指定) | ○ | ○ |
TIFFCOLORMODE(TIFF出力時の色情報指定) | ○ | ○ |
TIFFCOMPRESSION(TIFF出力時の圧縮形式指定) | ○ | ○ |
TIFFPAGELIMITVAL(TIFF出力時のページ数の上限値指定) | ○ | ○ |
コネクタ連携機能において、帳票出力サーバがWindowsの場合に、スマートデバイスで表示や編集が可能な帳票(Smart帳票)が出力できるようになりました。
Smart帳票の出力や運用には、List Creator Tablet Optionが必要です。
詳細については、List Creator Tablet Option に添付のオンラインマニュアル“Tablet Option ユーザーズガイド”を参照してください。
PDFメール配信
メール送信エラー発生時のリトライ回数を指定できるようになりました。
操作性改善
PDFフォント登録機能で登録情報のエクスポートとインポートができるようになりました。
機能改善
Webプラグインにおいて、印刷画面を表示する際に表示されていた「システムに登録されているプリンタの中にプリンタの情報を取得できないプリンタが存在している」旨のエラーメッセージを、印刷画面で該当のプリンタを選択した場合のみ表示されるように改善しました。
Webブラウザ
Web手元印刷機能で、Internet Explorer 10/Internet Explorer 11に対応しました。
保守
FJQSSに対応しました
お客様がご使用のJava実行環境でList CreatorのJavaインタフェースが動作するかどうかを確認するためのコマンド(Javaインタフェースの稼働確認コマンド)を追加しました。