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PowerSORT Server V7.0.0 リリース情報
FUJITSU Software

2.6 マージ機能について

変更内容

以下の条件の場合、PowerSORT Server V5.0L10までは、同一なキーフィールドを持つレコードをレコード入力順に並べていました。

  1. マージ機能を指定している。かつ、

  2. 先入力先出力(FIFO)機能を指定している。

PowerSORT Server V6.0.0以降では、先入力先出力(FIFO)機能の指定を無視して動作するように変更しました。同一なキーフィールドを持つレコードは、入力ファイルの指定順(同一ファイル内のレコードは、ファイル内の順)に出力されます。

また、以下の条件のとき、PowerSORT Server V5.0L10までは、同一なキーフィールドを持つレコードの中から、レコード入力順の最初、または最後のレコードを出力していました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. マージ機能を指定している。かつ、

  3. レコード集約機能、またはサプレス機能を指定している。かつ、

  4. firstオペランド、またはlastオペランドを指定している。

PowerSORT Server V6.0.0以降では、同一なキーフィールドを持つレコードの中から、入力ファイルの指定順(同一ファイル内のレコードは、そのファイル内の順)の最初、または最後のレコードを出力するように変更しました。

影響

同一なキーフィールドを持つレコードの出力される順、または同一なキーフィールドを持つレコードの中から出力されるレコードが変わります。

対処方法

ありません。

参考

マージ機能では、各入力ファイルから1レコードずつ入力し、指定されたキーフィールドの順に出力ファイルへ出力していきます。また、次のレコード入力は、出力されたレコードが属していた入力ファイルから行われます。このため、レコードの入力順は、各入力ファイル内のレコードによって変わります。この結果、PowerSORT Server V5.0L10まででマージ機能に先入力先出力(FIFO)機能を組み合わせて指定した場合、またはマージ機能にレコード集約機能、またはサプレス機能を組み合わせて指定し、firstオペランド、またはlastオペランドで出力するレコードを指定した場合、処理する入力ファイルによって結果が異なっていました。