変更内容
以下の条件の場合、PowerSORT Server V5.0L10までは、同一なキーフィールドを持つレコードをレコード入力順に並べていました。
マージ機能を指定している。かつ、
先入力先出力(FIFO)機能を指定している。
PowerSORT Server V6.0.0以降では、先入力先出力(FIFO)機能の指定を無視して動作するように変更しました。同一なキーフィールドを持つレコードは、入力ファイルの指定順(同一ファイル内のレコードは、ファイル内の順)に出力されます。
また、以下の条件のとき、PowerSORT Server V5.0L10までは、同一なキーフィールドを持つレコードの中から、レコード入力順の最初、または最後のレコードを出力していました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
マージ機能を指定している。かつ、
レコード集約機能、またはサプレス機能を指定している。かつ、
firstオペランド、またはlastオペランドを指定している。
PowerSORT Server V6.0.0以降では、同一なキーフィールドを持つレコードの中から、入力ファイルの指定順(同一ファイル内のレコードは、そのファイル内の順)の最初、または最後のレコードを出力するように変更しました。
影響
同一なキーフィールドを持つレコードの出力される順、または同一なキーフィールドを持つレコードの中から出力されるレコードが変わります。
対処方法
ありません。
参考
マージ機能では、各入力ファイルから1レコードずつ入力し、指定されたキーフィールドの順に出力ファイルへ出力していきます。また、次のレコード入力は、出力されたレコードが属していた入力ファイルから行われます。このため、レコードの入力順は、各入力ファイル内のレコードによって変わります。この結果、PowerSORT Server V5.0L10まででマージ機能に先入力先出力(FIFO)機能を組み合わせて指定した場合、またはマージ機能にレコード集約機能、またはサプレス機能を組み合わせて指定し、firstオペランド、またはlastオペランドで出力するレコードを指定した場合、処理する入力ファイルによって結果が異なっていました。