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Systemwalker Network Manager 使用手引書
FUJITSU Software

A.2 拡張プロパティ定義

使用用途

構成情報は複数のプロパティで構成されています。既定のプロパティでは不十分な場合、プロパティ項目を拡張することができます。10項目まで拡張できます。
拡張したプロパティはプロパティの分類に関係なく、構成情報定義の最後の項目の次に追加されます。

ファイル形式

必須の欄に「○」がついている項目は必ず設定し、「△」は説明の欄に記載した条件によって必須になる項目を示します。

表A.3 CSV定義ファイルの形式

項目

必須

説明

テーブル名

-

プロパティの分類を指定します。
"node"      … ノードに関する情報
"interface" … インタフェースに関する情報

プロパティ名

31文字以内

プロパティ名を任意の英数字で指定します。
ノード関連の情報もしくはインタフェース関連の情報でプロパティ名がユニークになるようにして下さい。

表示名

127文字以内

プロパティ表示名を指定します。
日本語指定が可能です。

-

プロパティのデータ型を以下から選択して指定して下さい。
  "string" … 文字列(日本語の使用も可能
  "int32" … 符号付き10進数
  "uint32" … 符号なし10進数
  "hex" … 16進数

必須フラグ

-

  

常に省略して下さい。必須プロパティとすることはできません。

長さ(バイト数)

1~63

型が文字列の場合のみ必須。許容する文字列の長さを必ず指定して下さい。
型が文字列以外の場合は、指定しても無視されます。
指定する長さは、できるだけ小さな値を設定することをお勧めします。指定した値の分だけ、1ノードまたは1インタフェース毎にメモリ、およびディスク領域が増加するためです。

参照

本ファイルは第8章 コマンドリファレンスに記述した下記のコマンドで使用されます。
“ipmDefProp ”

使用例

ノード情報として“会社名”、“部署名”、インタフェース情報として“インタフェース管理番号”、“管理者名”を追加する場合の記述例を以下に示します。

定義例

node,company,"会社名",string,,32
node,section,"部署名",string,,32
interface,ifid,"インタフェース管理番号",int32,,
interface,postmaster,"管理者名",string,,32

注意

  • ノードとインタフェースの両方の拡張プロパティを定義する場合は、必ずノード、インタフェースの順に定義して下さい。
    一旦追加したプロパティを削除する場合は、削除するプロパティを除いた定義ファイルを作成して下さい。追加したプロパティをすべて削除する場合は、空の定義ファイルを作成して下さい。