本書の目的
本書は、Systemwalker Network Managerの導入方法について説明します。本書の対象製品は以下のとおりです。
Systemwalker Network Manager 13.3.0 (Linux版)
Systemwalker Network Manager 13.3.0 (Solaris版)
Systemwalker Network Manager 13.3.1 (Solaris版)
Systemwalker Network ManagerはOracle Solaris 10、Oracle Solaris 11、Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)(以降, Linuxと表記します)、Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)(以降, Linuxと表記します)および、同オペレーティングシステム上のネットワーク管理プラットフォームの1つであるSystemwalker Centric Managerと連携して動作し、物理トポロジマップをベースとしたネットワークの構成管理、障害管理、稼動情報の収集などの機能を提供するソフトウェア製品です。
本書の読者
本書は、Systemwalker Network Managerの導入およびSystemwalker Network Managerを使用してネットワークの運用管理および各種の操作を行う利用者を対象としています。本書を利用するにあたって、以下の知識が必要です。
ネットワークに関する基本的な知識
UNIX や Windows のシステム管理に関する基本的な知識
監視対象機器のハード仕様やSNMP通信に関する基本的な知識
本書の構成
本書は、1章~10章、付録A~Iおよび用語集からなり、以下の構成となっています。
第1章 概要
概要および機能、運用形態について説明します。
第2章 導入
動作環境、必要な資源、関連プログラムのインストールおよびアンインストールについて説明します。
第3章 起動と終了
Systemwalker Network Managerの運用管理サーバと運用管理クライアントの起動/停止方法や運用管理クライアントへのログイン方法について説明します。
第4章 ユーザを登録・管理する
Systemwalker Network Managerを使用するユーザ管理方法について説明します。
第5章 ネットワークの監視設定を行う
Systemwalker Network Managerで監視を行うための設定方法について説明します。
第6章 監視ビューをデザインする
Systemwalker Network Managerで管理するネットワーク構成マップを作成する方法について説明します。
第7章 ネットワークの運用を行う
Systemwalker Network Managerを使用したネットワーク監視の運用について説明します。
第8章 コマンドリファレンス
Systemwalker Network Managerが提供するコマンドの操作について説明します。
第9章 Systemwalker製品との連携
他のSystemwalker製品と連携して運用する場合の設定方法について説明します。
第10章 保守について
Systemwalker Network Managerを運用するにあたり、バックアップ/リストアやログの収集方法など保守に関する操作方法について説明します。
付録A 動作定義のためのファイル形式
Systemwalker Network Managerの動作定義のためのファイル形式について説明します。
付録B 監視ポリシーのパラメタファイル
Systemwalker Network Managerの監視ポリシーのパラメタファイルについて説明します。
付録C 収集データログのCSV出力形式
Systemwalker Network Managerの出力CSVデータの内容について説明します。
付録D ネットワークデータベースのimport/export用CSVファイル
ネットワークデータベースのimport/export用CSVファイルの構成について説明します。
付録E エラーメッセージ一覧
Systemwalker Network Managerのエラーメッセージの意味と対処方法について説明します。
付録F 運用時における注意事項
Systemwalker Network Managerの運用時における注意事項について説明します。
付録G ネットワーク接続構成図例
ネットワーク接続構成図について説明します。
付録H アップグレード手順
Systemwalker Network Manager 12.1およびSystemwalker Network Manager 13.0からSystemwalker Network Manager 13.3へアップグレードするための手順について説明します。
付録I トポロジ収集の注意事項
トポロジ収集機能の注意事項について説明します。
付録J SNMPトラップ転送プログラム
SNMPトラップ転送プログラムについて説明します。
用語集
本書で使用されているSystemwalker Network Managerの用語について説明します。
参考
Systemwalker Network Managerでは共通的な操作として、F10キーがファイルメニューを開くキーとして割り当てられています。ただし、Internet Explorerを使用している機能(障害履歴表示や操作履歴表示など)については、F10キーの割り当てはされておりません。
本書の位置づけ
マニュアル体系および位置づけを以下に示します。
Systemwalker Network Manager 使用手引書
導入方法、各機能の概要および運用方法について説明しています。
Systemwalker Network Manager クラスタ運用ガイド
運用管理サーバをクラスタシステムの使用により高信頼化する場合の機能概要、導入方法および運用方法について説明しています。
Systemwalker Network Manager インストールガイド(Solaris版)
Oracle Solarisへのインストール方法について説明します。
Systemwalker Network Manager インストールガイド(Linux版)
Linuxへのインストール方法について説明します。
ソフトウェア説明書
導入方法や各機能の概要や動作環境について説明しています。
高度な安全性が要求される用途への使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。
お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないで下さい。また、お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
略語表記について
Oracle Solarisを、“Solaris”、“Solaris Operating System”、“Solaris OS”と記載することがあります。
Oracle Solaris 11を“Solaris 11”と略しています。
Oracle Solaris 10を“Solaris 10”と略しています。
Solaris上で動作するSystemwalker Network Managerを、“Solaris版Systemwalker Network Manager”または“Solaris版”と略しています。
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)、Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)を“Linux”と略しています。
Microsoft(R) Windows(R) XP Professionalを“Windows(R) XP Professional”と略しています。
Windows Vista(R) Business、Windows Vista(R) Enterprise、Windows Vista(R) Ultimateを“Windows Vista”と略しています。
Windows(R) 7 Home Premium、Windows(R) 7 Professional、Windows(R) 7 Enterprise、Windows(R) 7 Ultimateを“Windows 7”と略しています。
Windows(R) 8 Pro、Windows(R) 8 Enterpriseを“Windows 8”と略しています。
Windows(R) 8.1 Pro、Windows(R) 8.1 Enterpriseを“Windows 8.1”と略しています。
Solaris、Linux上で動作するSystemwalker Network Managerを、“UNIX版Systemwalker Network Manager”または“UNIX版”と略しています。
Linux上で動作するSystemwalker Network Managerを“Linux版Systemwalker Network Manager”または“Linux版”と略しています。
Solaris版Systemwalker Network Manager 13.3.0、Linux版Systemwalker Network Manager 13.3.0を、“Systemwalker Network Manager 13.3.0”と略しています。
Solaris版Systemwalker Network Manager 13.3.1を“Systemwalker Network Manager 13.3.1”と略しています。
Solaris版Systemwalker Network Manager 13.3.0、Linux版Systemwalker Network Manager 13.3.0、Solaris版Systemwalker Network Manager 13.3.1を“Systemwalker Network Manager 13.3”と略しています。
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出又は提供する場合は、外国為替及び外国貿易法及び米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上、必要な手続きをおとり下さい。
登録商標について
Microsoft、Windows、Windows NT、Windows Vista、Windows Serverまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
その他の製品名は、各社の商標または登録商標です。
本マニュアルに記載されているシステム名、製品名等には、必ずしも商標表示(TM、(R))を付記しておりません。
Systemwalkerのホームページ
Systemwalker製品に関する情報は以下のURLを参照して下さい。
http://systemwalker.fujitsu.com/jp/
お願い
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出版年月および版数
平成26年3月 第2.1版 |
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