対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
対処1
確認ポイント
V5.0L30以前、5.2.1以前の場合に、対象ノードのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを複数指定していませんか。
対処方法
V5.0L30以前、5.2.1以前の場合は、2つ目以降のメッセージ送信先システムの場合、アプリケーション管理は無効になります。
対処2
確認ポイント
対象ノードのシステム監視設定のメッセージ送信先システムとして、ネットワークの名前解決できる運用管理サーバを指定していますか。
対処方法
システム監視設定のメッセージ送信先システムには、ネットワークの名前解決できる運用管理サーバを指定してください。
対処3
確認ポイント
対象ノードのシステム監視設定のホスト名から、IPアドレスが解決できますか。
対処方法
システム監視設定のホスト名設定には、hostsファイルに登録するなど、ネットワーク上で解決できるホスト名を指定してください。
システム監視設定のホスト名設定がDNSの場合、DNSの設定が正しいか確認してください。
対処4
確認ポイント
対象ノードのSystemwalker Centric Managerを起動させたまま、Systemwalkerコンソールの編集機能で対象ノードを削除していませんか。
対処方法
ノードを削除した場合は、対象ノードのSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
対処5
確認ポイント
上位サーバとの間にFirewallが入っていることで、ポート番号(fujitsuappmgr 2425/tcp)が通らない環境になっていませんか。
対処方法
ポート番号(fujitsuappmgr 2425/tcp)が通らない場合、アプリケーション管理機能は使用できません。
対処6
確認ポイント
対象ノードが新ノードフォルダにありませんか。
対処方法
新ノードフォルダにある対象ノードには、ポリシー設定できません。新ノード振り分けをしてください。
対処7
確認ポイント
V10.0L21/10.1以前
対象ノードにアプリケーション管理がインストールされていますか。
インストールされているかをプロセスなど調べて確認してください。プロセス情報については、“Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Q&A集”の“第1章 環境に関する Q & A”-“Q17 プロセスの情報”を参照してください。
V11.0L10/11.0以降
対象ノードにアプリケーション管理がインストールされていますか。
インストールされているかmppviewcコマンドで確認してください。mppviewcコマンドについては、“プロセス動作状況の確認方法”を参照してください。
対処方法
対象ノードにアプリケーション管理がインストールされていない場合は、インストールしてください。
対処8
確認ポイント
対象ノードは、クラスタシステム(SafeCLUSTER、またはPRIMECLUSTER)ですか。
対処方法
“クラスタシステムのメッセージが監視できない(メッセージ発生元がSafeCLUSTERまたはPRIMECLUSTERの場合)”の“対処1”、“対処2”を参照してください。
対処9
確認ポイント
被監視サーバに、メッセージ送信先と接続可能なIPアドレスが複数ありませんか。
対処方法
被監視サーバに、メッセージ送信先と接続可能なIPアドレスが複数ある場合、その中からランダムなIPアドレスが被監視サーバのIPアドレスとして登録されるため、メッセージ送信先と接続できない場合があります。以下の対処方法を実施してください。
以下の操作により、メッセージ送信先と通信時に使用するIPアドレスを指定してください。
Solaris版:5.2/5.2.1
以下のファイルを作成します。“XXX”には、イベントの送信先となる運用管理サーバのIPアドレス、またはホスト名の文字列を設定します。なお、本設定ファイルはバックアップされないため、システム構築時とリストア後に、再度設定する必要があります。
/var/opt/FJSVsagt/tmp2/XXX.snd |
大文字小文字も含め、メッセージ送信先システムに定義した文字列と同じ文字列にします。
このファイルに、イベント送信元になる業務サーバの物理IPアドレスを設定します。詳細は“クラスタシステムのメッセージが監視できない(メッセージ発生元がSafeCLUSTERまたはPRIMECLUSTERの場合)”のポイントを参照してください。
※メッセージ送信先の設定値は、[システム監視設定]画面の[通信環境定義]ダイアログボックスで確認できます。
Solaris版:10.0以降
以下のコマンドを実行し、メッセージ送信先と通信時に使用するIPアドレスを定義することで、監視マップに登録されるIPアドレスを指定できます。本設定はシステム構築時に設定する必要があります。なお、異なるIPアドレスの環境へ資源をリストアされる際、本設定はリストアされないため、リストア後に再度設定する必要があります。
/opt/systemwalker/bin/opasetip -n nodename -i IpAddr -i IpAddr: |
コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
対処10
確認ポイント
対象ノードのSystemwalker Centric Managerを起動させたまま、hostsファイルを更新していませんか。
対処方法
hostsファイルを更新した場合は、対象ノードのSystemwalker Centric Managerを再起動してください。