ここでは、シングルノードクラスタ運用でPRIMECLUSTER Wizard for Oracleを使用する場合の構築手順、保守手順について説明します。
構築手順
構築手順は、Oracle ASMの使用有無、使用するOracle ASMのバージョンで異なります。使用する環境に合わせて以下の手順で構築してください。
Oracle ASMを使用しない場合
項番 | 概要 |
---|---|
1 | PRIMECLUSTERのインストール・設定 |
2 | PRIMECLUSTER Wizard for Oracleのインストール |
3 | Oracle Databaseソフトウェアのインストール |
4 | Oracleリソースを含まないuserApplicationの作成 |
5 | データベースの作成・設定 |
6 | userApplicationの編集 |
7 | userApplicationの動作確認 |
"E.1 Oracle ASMを使用しない場合"で、各手順の詳細を説明します。
Oracle Database 11g R1のOracle ASMを使用する場合
項番 | 概要 |
---|---|
1 | PRIMECLUSTERのインストール・設定 |
2 | PRIMECLUSTER Wizard for Oracleのインストール |
3 | Oracle Databaseソフトウェアのインストール |
4 | Oracleリソースを含まないuserApplicationの作成 |
5 | データベースの作成・設定 |
6 | userApplicationの編集 |
7 | userApplicationの動作確認 |
"E.2 Oracle Database 11g R1のOracle ASMを使用する場合"で、各手順の詳細を説明します。
Oracle Database 11g R2/12c R1のOracle ASMを使用する場合
項番 | 概要 |
---|---|
1 | PRIMECLUSTERのインストール・設定 |
2 | PRIMECLUSTER Wizard for Oracleのインストール |
3 | カーネルパラメータの設定 |
4 | Gridユーザー、Oracleユーザーの作成・設定 |
5 | ディスク装置の設定 |
6 | Oracleリソースを含まないuserApplicationの作成 |
7 | userApplication の起動 |
8 | Oracle Grid Infrastructureのインストール |
9 | Oracle Databaseソフトウェアのインストール |
10 | データベースの作成・設定 |
11 | userApplicationの編集 |
12 | userApplicationの動作確認 |
"E.3 Oracle Database 11g R2/12c R1のOracle ASMを使用する場合"で、各手順の詳細を説明します。
注意
Oracle Database 11g R2/12c R1でOracle ASMを使用する場合はOracle Grid Infrastructureをインストールする必要があります。Oracle Grid Infrastructureをインストールする場合はOracle DatabaseのインストールユーザーとOracle Grid Infrastructureのインストールユーザーを分割する構成をサポートします。単一インストールユーザーの構成はサポートしません。
Oracle Database 11g R2/12c R1でOracle ASMを使用する場合、Oracle DatabaseのインストールユーザーのORACLE_BASE環境変数と、 Oracle Grid InfrastructureのインストールユーザーのORACLE_BASE環境変数は異なるディレクトリを指定してください。
PRIMECLUSTER Wizard for Oracleで、Oracle Database 11g R2/12c R1のOracle ASMをシングルノードクラスタ運用で使用する場合、Oracleデータベースのサービスリソースは使用できません。
保守手順
シングルノードクラスタ運用の保守手順は、"第3章 運用"を参照してください。