Windows翻訳オプションに“NOOBJECT”が指定されている場合、ビルド制御文の生成は行えません。
ビルド制御文生成のメイクファイル名指定とオプション設定は同一画面となります。
メイクファイル名の指定は〔生成〕ページで行ってください。必須入力項目はV8.0以降と同様にメイクファイル名の指定のみとなります。
翻訳オプションおよびリンクオプションの追加・更新を行う場合は、それぞれのページで指定後、〔OK〕ボタンをクリックして生成を実行してください。
図B.2 生成ページ
未送信のファイルを翻訳対象ファイルとする機能はサポートされていません。
ビルド制御文生成画面に〔送信済のファイルだけをビルドの対象にする〕チェックボックスは存在しません。
送信済のファイルのみが翻訳対象ファイルとなるため、ビルド制御文の生成前に翻訳対象のファイルを“送信”機能を使用して、UNIX系システム上に転送する必要があります。
ビルド制御文生成後に、UNIXサーバへ自動転送する機能はサポートされていません。
ビルド制御文生成画面に〔生成したmakefileをサーバへ送信する〕チェックボックスは存在しません。
生成したビルド制御文は、“送信”機能を使用してUNIXサーバへ転送してください。
翻訳オプションDUPCHAR
UNIX系システム固有の翻訳オプション“DUPCHAR”を設定することはできません。
“DUPCHAR”を指定する場合は、生成されたビルド制御文を直接編集し、追加してください。
リンクオプション
ビルド制御文生成の〔リンクオプション1〕ページで、インポートライブラリ名の初期表示は行われません。必要なインポートライブラリについては作成者が意識して追加する必要があります。
V7.2の〔リンクオプション1〕ページでは、プロジェクトマネージャに設定されたインポートライブラリ名を指定する参照ライブラリが無い為、以下の画面となります。指定内容は、V8.0以降と同様です。
図B.3 リンクオプション1ページ
“config/mkinc/LIBLIST”を使用した、ビルド制御文への自動展開は行われません。
NetCOBOL製品が提供しているライブラリを使用する場合は、ビルド制御文生成の〔リンクオプション1〕ページで明示的にUNIX系システム上のライブラリファイル名を追加する必要があります。
生成されるビルド制御文の内容
Windowsの〔翻訳オプション〕ダイアログで設定した〔その他の翻訳オプション〕はビルド制御文への出力が行われません。
生成されたビルド制御文を直接編集し、必要なオプションを追加してください。
Windowsの〔翻訳オプション〕ダイアログで設定した以下のオプションはビルド制御文への出力が行われません。
必要に応じて、ターゲットとなるUNIXサーバの環境変数として設定してください。
登録集名
LIBEXT(環境変数COB_LIBSUFFIXとして設定する)
FORMEXT(環境変数SMED_SUFFIXとして設定する)
FILEEXT(環境変数FFD_SUFFIXとして設定する)
マクロ定義
V8.0以降では、プロジェクトマネージャに設定されている情報に従うファイル名のパス部分については、マクロ名で記述することにより、ビルド環境を他のディレクトリへ移動した場合にマクロの定義部分を変更するのみで使用できるようになっています。
V7.2では、本対応は行われていないため、ファイル名はフルパス形式で記述されています。そのため、ビルド環境を他のディレクトリへ移動した場合は、ビルド制御文に記述されているパス名部分をすべて編集する必要があります。
V8.0以降でマクロ名出力されている情報は以下のものです。
サーバディレクトリを示す。
オブジェクトファイル格納先を指定するコマンドオプション-doの値
デバッグ情報ファイル格納先を指定するコマンドオプション-ddの値
リポジトリファイル入出力先を指定するコマンドオプション-drの値
オブジェクトファイル
V8.0以降では、プロジェクト外で生成したオブジェクトファイルもリンク対象のオブジェクトファイルとして出力されます。(オブジェクトフォルダに登録しているオブジェクトファイル)
しかし、V7.2ではプロジェクト外で生成したオブジェクトファイルはリンク対象のオブジェクトファイルにはなりません。必要な場合は、生成されたビルド制御文を直接編集して追加してください。