Windows® XPでの仕様変更により、Windows® XPより前のOSで印刷した日本語文字に比べ、文字位置が1ドットずれる場合があります。文字の横幅が大きくなると、その項目の印字結果が大きくなり、隣接する項目と重なったり、項目領域を超える場合には文字欠けなどの弊害が発生します。
当指定では、日本語文字の出力位置のずれをどのように補正するかを指定します。指定は、Windows® XPより前のOSにおける出力結果よりも日本語文字の横幅が大きくなる項目で有効になります。「FLD」および「ALL」を指定した場合、日本語文字の出力位置を補正し、その項目の印字範囲をWindows® XPより前のOSでの印刷結果と同等にします。なお、Windows® XPより前のOSで項目領域を超えている場合は、項目領域内には収まりません。
FLD | : | 項目領域長を超える項目だけ補正する |
ALL | : | すべての項目を補正する |
NONE | : | 補正しない |
FLD |
Windows® XPより前のOSと比べた日本語文字の出力位置のずれは、帳票定義体の項目で以下の条件を満たす指定がされている場合に、発生します。
項目のフォントに“MS 明朝”などの固定ピッチフォントを指定している。
項目の文字ピッチを指定していない。
なお、項目のフォントに“MS P明朝”のようなプロポーショナルフォントを指定している場合は発生しません。