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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.1 出力先プリンタの指定

  出力先のプリンタは、プリンタ情報ファイルのPRTDRV(出力プリンタデバイス名)に指定します。指定する値には、コントロールパネル上のプリンタの名前を指定します。複数のプリンタ装置に印刷する場合は、それぞれのプリンタの名前をPRTDRV(出力プリンタデバイス名)で指定したプリンタ情報ファイルをプリンタ装置の個数分用意します。

プリンタ振り分け機能

  プリンタ振り分け機能とは、従来行っていた一台のプリンタへの印刷データ出力を、アプリケーションの変更なしに複数のプリンタ装置に同時に出力する機能です。振り分けたいプリンタ装置ごとのプリンタ情報ファイルを用意し、プリンタ情報ファイルのDISTRIBUTE(プリンタ振り分け指定)でそれぞれのプリンタ情報ファイルを指定します。DISTRIBUTE(プリンタ振り分け指定)の値が有効なプリンタ情報ファイルはプリンタ振り分け情報ファイルと呼ばれ、その他のプリンタ情報ファイルの情報は無効になります。また、プリンタ振り分け情報ファイルでは、先頭から32767個までの有効なDISTRIBUTE(プリンタ振り分け指定)を扱うことができます。

  既存のプリンタ情報ファイルにリンクするプリンタ振り分け情報ファイルを作成するだけで複数のプリンタ装置に、同時に印刷できます。

  プリンタ振り分け情報ファイルに、値が指定されていないキーワードDISTRIBUTE(プリンタ振り分け指定)が記述されていても無視されます。

  DISTRIBUTE(プリンタ振り分け指定)で指定されたファイル名が見つからない場合は、通常使うプリンタを指定したプリンタ情報ファイルが指定されたものとみなされます。このとき、プリンタ情報ファイルのキーワードの値は、すべて省略値が指定されたものとして扱われます。

  プリンタ装置のオープンに、一つでも失敗した場合、オープンのエラーが通知されます。このとき、オープン済みのプリンタ装置はすべてクローズされます。

  出力処理でエラーになった場合は、すべてのプリンタ装置に対して出力処理を行い、エラーで復帰します。

  クローズ処理でエラーになっても、すべてのプリンタ装置をクローズします。

注意

本機能を使用する際の注意事項を以下に示します。

  • プリンタ振り分け情報ファイルで複数のプリンタ情報ファイルを指定し、それぞれのプリンタ情報ファイルでPRTDIALG(印刷中断ダイアログボックスの表示の有無)に「する」を指定していると、指定した数の印刷中断ダイアログボックスが表示されます。

  • プリンタ振り分け機能で多目的プリンタ機能を使っての印刷を行った場合、印刷結果および通知結果については保証できません。