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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.13.2 分割パターンと表示優先順位

  分割スクロール形式画面では、ウィンドウサイズの変更を行ったとき、各区画の表示優先順位にしたがって、区画のサイズ縮小、またはサイズ拡大が行われます。表示優先順位は、定義体作成時に指定する分割パターンに対応して自動的に決まります。

  次の図に分割パターンごとの表示優先順位を示します。

図4.16 分割パターンごとの表示優先順位

  ウィンドウサイズを縮小したとき、表示優先順位の低い区画から見える範囲が小さくなります。一方、ウィンドウサイズを拡大したとき、表示優先順位の高い区画から見える範囲が広がります。

  ウィンドウサイズの横方向への縮小による動作例を図4.18に、縦方向への縮小による動作例を図4.19に示します。また、ウィンドウサイズの横方向への拡大による動作例を図4.20に、縦方向への拡大による動作例を図4.21に示します。各動作例には、図4.17の分割スクロール形式の定義体を使用します。

図4.17 分割スクロール形式の定義体

図4.18 ウィンドウサイズの横方向への縮小時の動作例

図4.18では、以下の順序で各区画が縮小します。

  1. 主画面Dの存在するB、D、Fが横方向に縮小されます。

  2. 主画面Dが見えなくなったら、A、C、Eが横方向に縮小されます。

図4.19 ウィンドウサイズの縦方向への縮小時の動作例

図4.19では、以下の順序で各区画が縮小します。

  1. 主画面Dの存在するC、Dが縦方向に縮小されます。

  2. 主画面Dが見えなくなったら、主画面の下方にあるE、Fが縦方向に縮小されます。

  3. E、Fが見えなくなったら、主画面の上方にあるA、Bが縦方向に縮小されます。

図4.20 ウィンドウサイズの横方向への拡大時の動作例

図4.20では、以下の順序で各区画が拡大します。

  1. 優先度が一番高い区画Aの存在するA、C、Eが横方向に拡大されます。

  2. A、C、Eを最大まで拡大したら、主画面Dの存在するB、D、Fが横方向に拡大されます。

図4.21 ウィンドウサイズの縦方向への拡大時の動作例

図4.21では、以下の順序で各区画が拡大します。

  1. 優先度の一番高い区画Aの存在するA、Bが縦方向に拡大されます。

  2. A、Bを最大まで拡大したら、次に表示優先度が高い区画Eの存在するE、Fが縦方向に拡大されます。

  3. E、Fを最大まで拡大したら、主画面Dの存在するC、Dが縦方向に拡大されます。


注意

  ウィンドウのサイズ縮小による区画のサイズ縮小に伴い、カーソルを表示していた区画全体が見えなくなった場合、カーソルは表示されません。区画のサイズ縮小により、カーソルが非表示になったウィンドウのサイズを拡大すると、サイズの縮小を行う前の位置にカーソルが表示されます。ウィンドウサイズ変更時のカーソル表示例を下図に示します。

図4.22 ウィンドウサイズ変更時のカーソル表示例