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J アダプタクラスジェネレータ V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.2.1 形式

オプションファイルに指定可能なパラメタを以下に示します。

パラメタ名

概要

省略

複数
指定

Class クラス名/インタフェース名

アダプタクラスを生成するJavaのクラス名またはインタフェース名を指定します。

アダプタクラスとして生成するコンストラクタ/メソッド/フィールドを指定します。

×

Option ClassPath

Javaクラス/インタフェースの検索パスを指定します。

×

Option Code

実行時のコード系を指定します。

×

Option UCS2Encoding

実行時コード系にUnicodeを使用する場合のUTF-16のエンディアンを指定します。

×

Option CommandOptions

Java2cobコマンドのオプションを直接指定します。

×

Option GenOnlyUsed

アダプタクラスとして生成するコンストラクタ/メソッド/フィールドを指定するかどうかを指定します。

×

Option MethodTable

メソッド名表ファイルを出力するかどうかを指定します。

×

Option OutPutPath

アダプタクラスのソースを出力するフォルダを指定します。

×

Option OverWrite

同名のアダプタクラスが既に存在するときに、上書きするかどうかを指定します。

×

Option ReduceClass

アダプタクラス数を減らすかどうかを指定します。

×

Option String

java.lang.String型を英数字項目にマッピングしたアダプタクラスを生成するかどうかを指定します。

×

Option Terminal

String型をパラメタとするメソッドおよびString型のフィールドに対し、終端文字列の設定を行うようにしたアダプタクラスを生成するかどうかを指定します。

×

○:可    ×:不可

オプションファイル記述上の留意事項

Class クラス名/インタフェース名

指定形式
Class クラス名/インタフェース名 [ = コンストラクタ/メソッド/フィールド指定オプション ]
指定内容

アダプタクラスを生成するJavaのクラス名またはインタフェース名を指定します。

また、そのクラス名/インタフェース名に対し、アダプタクラスとして生成するコンストラクタ/メソッド/フィールドを指定する場合は、コンストラクタ/メソッド/フィールド指定オプションを指定します。

パラメタの意味
クラス名/インタフェース名

クラス名またはインタフェース名を、パッケージ名で修飾して指定します。内部クラス名を指定する場合は、内部クラス名の直前のピリオド(.)をドル($)に置き換えて指定します(例:java.lang.Character$Subset)。

コンストラクタ/メソッド/フィールド指定オプション

コンストラクタ/メソッド/フィールドを、java2cobコマンドの-gcオプション、-gmオプションおよび-gfオプションの形式で指定します。

コンストラクタ/メソッド/フィールド指定オプションは、“Option GenOnlyUsed”パラメタでYESを指定した場合に有効です。

“Option GenOnlyUsed”パラメタでYESを指定し、かつコンストラクタ/メソッドフィールド指定オプションを指定しなかった場合、コンストラクタ/メソッド/フィールドなしのアダプタクラスを生成します。

Option ClassPath

指定形式
Option ClassPath = クラスパス
指定内容

Javaクラス/インタフェースの検索パスを指定します。複数のフォルダを指定する場合は、フォルダの間をセミコロン(;)で区切ります。

このオプションを指定した場合、環境変数CLASSPATHを無視します。

クラスパスにUnicode固有文字を指定することはできません。

Option Code

指定形式
Option Code = { SJIS | UNICODE }
指定内容

実行時のコード系を指定します。Javaクラスを使用するCOBOLプログラムと同じコード系を指定してください。

省略した場合は、SJISが指定されたものとみなします。

パラメタの意味
SJIS

実行時のコード系がシフトJISの場合に指定します。

UNICODE

実行時のコード系がUnicodeの場合に指定します。

Option UCS2Encoding

指定形式
Option UCS2Encoding = { Litter | Big }
指定内容

実行時のコード系にUnicodeを指定した場合に日本語項目のUTF-16のエンディアンを指定します。Javaクラスを使用するCOBOLプログラムと同じエンディアンを指定してください。

省略した場合は、Litterが指定されたものとみなします。

パラメタの意味
Litter

UTF-16のエンコーディングにはリトルエンディアンを使用します。

Big

UTF-16のエンコーディングにはビッグエンディアンを使用します。

Option CommandOptions

指定形式
Option CommandOptions = コマンドオプション
指定内容

java2cobコマンドのオプションを直接指定します。ただし、-iオプションは指定できません。

コマンドオプションと同種のパラメタをオプションファイルに指定した場合、コマンドオプションの指定値を有効にします。

Option GenOnlyUsed

指定形式
Option GenOnlyUsed = { YES | NO }
指定内容

アダプタクラスとして生成するコンストラクタ/メソッド/フィールドを指定するかどうかを指定します。コンストラクタ/メソッド/フィールドを指定することにより、アダプタクラスのサイズを小さくすることができます。

(“3.1.5.1 コンストラクタ/メソッド/フィールドを指定する”参照)。

省略した場合は、NOが指定されたものとみなします。

“Option GenOnlyUsed”パラメタの指定値は、オプションファイル内のすべての“Class クラス名/インタフェース名”に影響します。

“Option GenOnlyUsed”パラメタを指定した場合は、“Option ReduceClass”パラメタを指定できません。

パラメタの意味
YES

コンストラクタ/メソッド/フィールドを指定します。

NO

コンストラクタ/メソッド/フィールドを指定しません。

Option MethodTable

指定形式
Option MethodTable = { YES | NO }
指定内容

メソッド名対表フイル(Javaクラスのメソッドに対応するアダプタクラスのメソッドの一覧)を出力するかどうかを指定します。

省略した場合は、NOが指定されたものとみなします。

メソッド名対応表ファイルは、Javaクラスごとにアダプタクラスのソースファイル名.txtで出力されます。

パラメタの意味
YES

メソッド名対応表ファイルを出力します。

NO

メソッド名対応表ファイルを出力しません。

Option OutPutPath

指定形式
Option OutPutPath = 出力先フォルダ
指定内容

アダプタクラスのソースを出力するフォルダを指定します。

省略した場合はカレントフォルダに生成します。

Option OverWrite

指定形式
Option OverWrite = { YES | NO }
指定内容

同名のアダプタクラスが既に存在するときに、上書きするかどうかを指定します。

省略した場合は、NOが指定されたものとみなします。

パラメタの意味
YES

上書きします。

NO

上書きしません。

Option ReduceClass

指定形式
Option ReduceClass = { YES | NO }
指定内容

アダプタクラス数を減らすかどうかを指定します。YESを指定した場合、RETURNINGを除くパラメタのオブジェクト参照の型がjava-lang-Objectになります。そして、その代わりに元の型情報を含むようにパラメタ名を生成します。

3.1.5.2 -omオプションまたは“Option ReduceClass”パラメタを指定する”参照)

このため、ほとんどの場合クラスブラウザでメソッドを区別できます。パラメタ名が長いなどの理由によりメソッドを区別しにくい場合は、メソッド名対応表フイルを使用して区別できます。

省略した場合は、NOが指定されたものとみなします。

“Option ReduceClass”パラメタを指定した場合は、“Option GenOnlyUsed”パラメタおよび“Option String”パラメタを指定できません。

パラメタの意味
YES

アダプタクラス数を減らします。

NO

アダプタクラス数を減らしません。

Option String

指定形式
Option String = { YES [n] | NO }
指定内容

java.lang.String型を英数字項目(PIC X)にマッピングしたアダプタクラスを生成するかどうかを指定します。

(“3.2.1.9 文字列の受け渡し”参照)

省略した場合は、NOが指定されたものとみなします。

“Option String”パラメタを指定した場合は、“Option ReduceClass”パラメタを指定できません。

パラメタの意味
YES [n]

java.lang.String型を英数字項目にマッピングします。

nは、String型フィールドに対応するプロパティメソッドのパラメタサイズ(PIC X(n))を指定します。省略した場合は256が指定されたものとみなします。

NO

java.lang.String型を英数字項目にマッピングしません。

Option Terminal

指定形式
Option Terminal = { YES | NO }
指定内容

String型をパラメタとするメソッドおよびString型のフィールドに対し、終端文字の設定を行うようにしたアダプタクラスを生成するかどうか指定します。

(“3.2.1.10 文字列の終端制御”参照)

省略した場合は、NOが指定されたものとみなします。

パラメタの意味
YES

終端文字の設定を行うようにしたアダプタクラスを生成します。

NO

終端文字の設定を行うようにしたアダプタクラスを生成しません。