本節では、サンプルプログラムを作成しながら、ActiveXコントロールを作成する方法について説明していきます。作成するActiveXコントロールは、以下の機能をもちます。
赤、緑、青の3色から1種類の色を選択できます。
選択されている色を示す、SelectedColorプロパティをもちます。
選択されている色を変更する場合、SelectColorメソッドを呼び出して変更することができます。
選択されている色が変更されると、OnSelectイベントが発生します。
このサンプルプログラムは、以下の手順で作成します。
プロジェクトの作成
ActiveXの形式で新規にプロジェクトを作成します。
モジュールのプロパティを設定します。
フォームの編集
フォームのプロパティを設定します。
フォームにフレームコントロールおよびオプションボタンコントロールを配置します。
コントロールのプロパティを設定します。
ActiveXコントロール用インタフェースの定義
カスタムプロパティを定義します。
カスタムメソッドを定義します。
カスタムイベントを定義します。
手続きの編集
カスタムメソッドが呼び出されたときの手続きを記述します。
色が変更されたときの手続きを記述します。
ツールボックス用ビットマップの定義
ツールボックス用のビットマップを作成します。
ビットマップファイルをモジュールに追加します。
ActiveXコントロールとビットマップを関連づけます。
システム(Windows)への登録
作成したActiveXコントロールをシステムに登録します。
インストーラを作成します。