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NetCOBOL V11.0 メッセージ集
FUJITSU Software

4.3.31 JMP0086I-W/U

文字コードの変換に失敗しました.$1 $2

システムの処理

重大度コードがWの場合、変換に成功した文字までを設定し、処理を続行します。

重大度コードがUの場合、プログラムを異常終了させます。

プログラマーの処置

COBOLプログラム中で、データ項目のエンコード方式で文字として保証されている範囲外のデータが使用されました。$1に設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除いて、再度実行してください。

$2にはエラーアドレスが設定されます。

表4.14 JMP0086I-W/Uの$1に設定されるエラーコードの内容

エラーコード

エラーの意味

プログラマーの処置

E2BIG 7(0x7)

変換先コード列格納域が不足しました。

変換先のデータ項目の長さが十分であるか確認してください。

ENOMEM 12(0xc)

領域不足が発生しました。

付録D 注意事項”の“COBOLプログラムの実行時に仮想メモリ不足が発生する場合”を参照して対処してください。

EINVAL 22(0x16)

変換元コード列の終りに、不完全なコードが現れました。

変換元のデータ項目に格納された文字データが転記、部分参照などで不完全な状態になっていないか確認してください。

EILSEQ 42(0x2a)

変換元コード列中に、変換元コード系に存在しないコードが現れました。

変換元のデータ項目に格納されたデータがエンコード方式の範囲外です。エンコード方式の異なるデータ項目を重ね合わせ(REDEFINES句)で使用していないか、文字コード以外のバイナリデータを格納していないか確認してください。

環境変数@CBR_CONVERT_CHARACTER=FJ_ICONV を指定して実行した場合は、“Interstage Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”を参照してエラーの原因を確認してください。

上記以外のエラーコードについては、システムのエラーコードを参照してください。

参照