システムの処理
プログラムを異常終了させます。
プログラマーの処置
機能名SYSINまたはSYSOUTに対応するアクセス名($1)に割り当てたファイルについて、$2に設定された文字列を参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください(下表参照)。
$3にはエラーアドレスが設定されます。
詳細情報($2) | エラーの内容 | プログラマーの処置 |
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NOT ASSIGNED | アクセス名($1)が割り当てられていません。 | アクセス名($1)を割り当ててください。 |
INVALID ASSIGN | SYSOUTのファイル割り当てにおいて、指定したキーワードに誤りがあります。 | ファイル名に続き、拡張機能として有効な文字列が指定されているか確認してください。 拡張機能については、以下を参照してください。
|
INVALID PATH-NAME | ファイルのパス名に誤りがあります。 | ファイルのパス名が正しく指定されているか確認してください。 |
FILE LOCK | SYSOUTの割り当てファイルが排他状態です。 | 再実行してください。排他エラーが頻発するようなら、運用上の問題がないか調査してください。 |
MEMORY SHORTAGE | ファイルをオープンするためのメモリが不足しています。 | 原因および対処は、“付録D 注意事項”の“COBOLプログラムの実行時に仮想メモリ不足が発生する場合”を参照してください。 |
READ ONLY | SYSOUTの割り当てファイルが読み込み専用ファイルです。 | 書込み可能となるようにファイルのアクセス権を変更してください。 |
NOT EXISTED | SYSINの割り当てファイルが存在しません。 | プログラム実行前にファイルを生成しておいてください。 |
LOCK FULL | 同一のファイルに対し多数のOPEN要求があり、ロックテーブルに不足が発生しました。 | 再実行してください。排他エラーが頻発するようなら、運用上の問題がないか調査してください。(注1) |
INVALID FILE STRUCTURE | アクセス名($1)に割り当てたファイルの表現形式(シフトJIS、UCS-2、UTF-8)と動作中のコード系が異なります。 | ファイルの表現形式と動作中のコード系を一致させてください。 |
THREAD SYNC ABANDONED | スレッドの同期処理において、あるスレッドが異常終了したため、ロックの所有権が正しく解放されませんでした。 | 直前に異常終了しているスレッドがあれば、その原因を調査し、対処してください。 |
THREAD SYNC ERROR | スレッドの同期処理に失敗しました。 | 設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除いてください。(注2) |
ERRCD=0xXXXX | その他のエラーが発生しました。 | 設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除いてください。(注2) |
RMERR=0xXXXX | ランタイムシステムからのエラーコードを示します。 | システムの障害と考えられるため、資料を採取して技術員(SE)に連絡してください。 |
CONVERT ERROR (0xXXXX) | ファイル名のコード変換に失敗しました。 | 設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除いてください。(注2) エラーコードが0xFFFFFFFFの場合、シフトJIS範囲外の文字の使用が保証されていない箇所で、シフトJIS範囲外の文字が使用されたことを表します。ファイル名の指定を確認してください。 |
注1 : 同一ファイルに対する同時オープン数の最大は、1024個です。
注2 : 詳細は“付録A システムのエラーコードの説明”を参照してください。