この章では、実行時メッセージの本文の内容、システムの処理、意味およびプログラムの処置を、以下の形式で説明します。
メッセージ番号
メッセージ本文(注) システムの処理
システムまたはランタイムシステムの処理 補足
メッセージ本文の意味 プログラマーの処置
プログラマーが行うべき対処方法
注 : メッセージ本文中の“$n”は、可変情報を示すパラメタです。実際に出力されるメッセージでは、このパラメタの部分は、プログラム名やファイル名などを表す文字列で置き換えられます。
また、以降の説明で、メッセージ本文の可変情報を示すパラメタに設定されるアクセス名またはファイル名とは、以下に示す情報のことです。
アクセス名は、プログラムとファイルの実体を結びつける名前であり、実行時にファイルの実体の名前を設定した環境変数情報名に対応します。アクセス名は、ASSIGN句にファイル識別名を記述した場合のファイル識別名に対応します。
ファイル名は、ファイルの実体の名前です。ファイル名は、ASSIGN句にファイル識別名定数を記述した場合、ファイル識別名定数に対応し、ASSIGN句にデータ名を記述した場合、データ名の内容に対応します(ただし、データ名の内容が認識不可能な場合、“? ”を表示します)。また、ASSIGN句に“DISK”または“PRINTER”を記述した場合、SELECT句に記述されたファイル名に対応します。なお、SELECT句を記述したファイル名は、メッセージ本文中では括弧で囲んで表示されます。
メッセージ本文の可変情報を示すパラメタに設定されるエラーアドレスとは、エラーの検出されたプログラムとエラーの検出箇所の情報のことです。
エラーアドレスは、以下の形式で表示されます。
PGM=外部プログラム名. LINE=[COPY修飾値-]行番号
CLASS=メソッドが定義されているクラス名 METHOD=メソッド名. LINE=[COPY修飾値-]行番号
COPY修飾値および行番号の形式については、以下を参照してください。
“NetCOBOLユーザーズガイド”の“B.4 ソースプログラムリスト”