COBOLアプリケーションのコンパイル/リンク
COBOLアプリケーションは、ファイルの小入出力機能を使用する場合の翻訳オプションを指定して作成します。
インラインファイルを使用する場合には、翻訳オプションSSINを指定します。
このほかに、スレッドモードで動作するCOBOLアプリケーションは、翻訳オプションTHREAD(MULTI)を指定する必要があります。
ポイント
NetCOBOLの翻訳オプションSSINに指定する「環境変数情報名」には、インラインファイルとして使用するファイルの資源名を指定します。
参照
NetCOBOLの翻訳オプションの詳細は、NetCOBOLのマニュアル“使用手引書”を参照してください。
小入出力機能を使ってファイル処理を行うプログラムの記述方法および注意事項の詳細については、NetCOBOLのマニュアル“使用手引書”を参照してください。
データの入力
インラインファイルからデータを入力するには、ACCEPT文を使います。
インラインファイルのデータは、資源定義で指定したレコード長で書き込まれています。ACCEPT文で読み込むデータも同じレコード長にしてください。
レコード長に足りない部分は、空白文字が設定されます。
ACCEPT文で扱うことのできるデータは英数字(PIC X)のみとなります。そのため、インラインファイルの文字コードにUTF-16を使用することはできません。
例
資源定義でインラインファイルのレコード長を80とした場合、COBOLアプリケーションの入力データは、“01 入力データ PIC X(80)”と定義してください。