Interstage Studioのビルドツールを使用したWindows(R)開発環境でのビルドでは、ソースファイルの作成からサーバアプリケーションのビルドまでをWindows(R)開発環境側で作業します。ビルドするとサーバアプリケーションはWindows(R)開発環境に作成されます。
サーバアプリケーションを作成するために、Interstage Studio上に作成したCOBOLプロジェクトに対して、以下の作業を行います。
翻訳オプションの設定
バッチアプリケーションのビルド
バッチアプリケーションのデバッグ
なお、ここでは、COBOL実行基盤インタフェースを含めないバッチアプリケーションのコンパイル、リンク、およびデバッグについて説明しています。COBOL実行基盤インタフェースを含むバッチアプリケーションのコンパイルおよびリンクについては“E.5 COBOL実行基盤インタフェースを含むコンパイル・リンク”を参照してください。
翻訳オプションの設定
プロジェクトで管理するソースファイルを翻訳するときに有効になる翻訳オプションを指定します。スレッドモード版のサーバアプリケーションを作成する場合は翻訳オプション“THREAD(MULTI)”が必要です。
アプリケーション連携実行基盤で動作するサーバアプリケーションでは以下の翻訳オプションを指定してはいけません。
NOALPHAL
BINARY(WORD,MLBOFF)
BINARY(BYTE)
ASCOMP5(ALL)
ASCOMP5(BINARY)
ASCOMP5(COMP)
その他の翻訳オプションについては、“NetCOBOL Studio 使用手引書”の“翻訳オプション”を参照してください。
バッチアプリケーションのビルド
Interstage Studioのビルドツールを使用してサーバアプリケーションをビルドします。
ビルド対象のプロジェクトを選択して、コンテキストメニューから[プロジェクトのビルド]を選択してください。
ポイント
Interstage Studioのメニューバーの[プロジェクト] > [自動的にビルド]がチェックされている場合、コンパイルは自動で実行されます。
バッチアプリケーションのデバッグ
Interstage StudioのCOBOLデバッガを使用して、Windows(R)開発環境上でサーバアプリケーションをデバッグします。COBOLデバッガを使用したデバッグの詳細については、"NetCOBOL Studio 使用手引書"の"デバッグ機能"にある"アプリケーションのデバッグ"を参照してください。