コマンド実行時に出力または表示するメッセージについて説明します。
【メッセージの意味】
Hadoop は、すでに起動されています。
【メッセージの意味】
Hadoop は、すでに停止しています。
【メッセージの意味】
Hadoop のプロセス(JobTracker)は、起動中です。
【メッセージの意味】
Hadoop のプロセス(JobTracker)は、起動していません。
【メッセージの意味】
$PROCESS に示す Hadoop のプロセスの起動に失敗しました。
【対処方法】
ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「付録D ポート一覧」を参照して、本製品で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。
ssh デーモンが起動されていない、または ssh の通信に失敗していることが考えられます。ssh の設定を見直してから、もう一度コマンドを実行してください。
マスタサーバで ssh がパスワードなしで通信できるように設定されていないことが考えられます。マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)でそれぞれ公開鍵を作成し、自身に対してパスワードなしで通信できるように、また相互にパスワードなしで通信できるように設定してから、もう一度コマンドを実行してください。
上記に該当しない場合には、ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_hadoop.log)を参照し、Apache Hadoop のエラー内容および Apache Hadoop の関連ログを確認して対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
$PROCESS に示す Hadoop のプロセスの停止に失敗しました。
【対処方法】
ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_hadoop.log)を参照し、Apache Hadoop のエラー内容および Apache Hadoop の関連ログを確認して対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
クローニングサーバ定義ファイル clone.conf が存在しません。
【対処方法】
クローニングサーバ定義ファイル clone.conf の存在するディレクトリを指定してください。クローニングサーバ定義ファイル clone.conf がない場合は、作成してください。
【メッセージの意味】
クローニング採取対象のスレーブサーバが登録できませんでした。
【対処方法】
クローニングサーバ定義ファイル clone.conf の設定内容に誤りがないか確認してください。
【メッセージの意味】
サーバの情報が取得できませんでした。
【対処方法】
bdpp_addserver コマンドの実行結果を再確認し、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
必要なパラメーターが指定されていません。
【対処方法】
コマンドの使用方法を確認してください。
【メッセージの意味】
クローニング採取対象のスレーブサーバが削除できませんでした。
【対処方法】
ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス "FJSVrcx:" の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
クローニングイメージが採取できませんでした。
【対処方法】
ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「付録D ポート一覧」を参照して、本製品で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。
スレーブサーバのシステム BIOS の設定において、ブート順序の設定が管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートが最初に設定されていないことが考えられます。スレーブサーバのシステム BIOS の設定を確認し、管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートを最初となるように設定してから、もう一度コマンドを実行してください。
上記に該当しない場合には、ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス "FJSVrcx:" の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
注意
clone.conf の定義誤り(MAC アドレスなど)やクローニングイメージの採取中のタイムアウトなど、クローニングイメージの採取に失敗した場合、クローニングイメージの採取を行ったスレーブサーバのネットワークインターフェースが、クローニング処理によって "DHCP" の設定に変更されたままで終了することがあります。
この場合、対象のスレーブサーバにログインして、ネットワークインターフェースの設定を手動で復旧した上で、「7.2.1 ネットワーク二重化のアンセットアップ」および「6.2.3 ネットワーク二重化・Hadoop のセットアップ」を実施して再設定してください。
【メッセージの意味】
クローニングイメージの情報が取得できませんでした。
【対処方法】
bdpp_getimage コマンドの実行結果を再確認し、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
クローニングイメージを削除できませんでした。
【対処方法】
ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス "FJSVrcx:" の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
クローニングイメージを配備できませんでした。
【対処方法】
ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「付録D ポート一覧」を参照して、本製品で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。
スレーブサーバのシステム BIOS の設定において、ブート順序の設定が管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートが最初に設定されていないことが考えられます。スレーブサーバのシステム BIOS の設定を確認し、管理 LAN で使用するネットワークインターフェースからのブートを最初となるように設定してから、もう一度コマンドを実行してください。
ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)にメッセージ "FJSVnrmp:ERROR:64780:invalid file format(file=ipaddr.conf, detail=line X)" (X は、ipaddr.conf の行番号)が出力されている場合は、クローニングイメージを採取する際、ipaddr.conf ファイルにクローニングイメージを採取するスレーブサーバの定義が含まれていないことが考えられます。
ipaddr.conf ファイルにクローニングイメージを採取するスレーブサーバの定義を含めた上で、「6.3.1.3 ネットワークパラメーター・iSCSI 名の自動設定の登録」を再実行してから、クローニングイメージを再度採取し、クローニングイメージを配備してください。
上記に該当しない場合には、ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス "FJSVrcx:" の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
スレーブサーバに FJSVrcx.conf、または ipaddr.conf が登録できませんでした。
【対処方法】
ファイアーウォール機能によって、必要な通信(ポート)が遮断されている可能性があります。「付録D ポート一覧」を参照して、本製品で使用するポートの接続を許可してから、もう一度コマンドを実行してください。
FJSVrcx.conf、または ipaddr.conf ファイルが存在しない、または指定されたパスに誤りがあることが考えられます。
FJSVrcx.conf、または ipaddr.conf ファイルがない場合はファイルを作成し、パスに誤りがある場合はパスを再確認してから、もう一度コマンドを実行してください。
上記に該当しない場合には、ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス "FJSVrcx:" の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
クローニングイメージの格納ディレクトリが変更できませんでした。
【対処方法】
ログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_ROR.log)およびシスログを参照して、メッセージプレフィックス "FJSVrcx:" の対処を行ってから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
コマンド処理が正常に終了しました。
【補足】
クローニング実行時には、クローニングイメージの配付対象のスレーブサーバ(仮想環境の場合はクローン先のスレーブサーバ)上のシスログにも出力されます。
【メッセージの意味】
iSCSI のイニシエータ名の設定に失敗しました。
【対処方法】
設定ファイル clone.conf、ipaddr.conf、initiator.conf にクローニング時に指定したサーバ名の設定が存在するかどうかを確認してください。
存在しない場合は、設定ファイルを見直してからクローニングイメージの採取対象のスレーブサーバ(仮想環境の場合はクローン元のスレーブサーバ)に対して再度 bdpp_prepareserver コマンドを実行し、クローニングを行ってください。
【補足】
本メッセージは、クローニングイメージの配付対象のスレーブサーバ(仮想環境の場合はクローン先のスレーブサーバ)上のシスログに出力されます。
【メッセージの意味】
コマンドに指定された引数またはオプションに誤りがあるため、コマンドが実行できません。
【対処方法】
各コマンドのレファレンスを参照し、コマンドの使い方を確認してから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
Hadoopまたは関連コマンドが実行中のため、コマンド実行できません。
【対処方法】
$PROCESS が "Hadoop" の場合
bdpp_stop コマンドで Hadoop を停止してから、再度コマンドを実行してください。
$PROCESS が以下のコマンドの場合
bdpp_addserver
bdpp_backup
bdpp_changeimagedir
bdpp_changeslaves
bdpp_deployimage
bdpp_getimage
bdpp_lanctl
bdpp_prepareserver
bdpp_removeimage
bdpp_removeserver
bdpp_restore
bdpp_start
出力情報を参照して、関連コマンドの実行が完了してから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
コマンド実行中に問題が発生し、処理が失敗しました。エラー原因に関するメッセージはログ(/var/opt/FJSVbdpp/log 配下のファイル)に出力されます。
【対処方法】
代表的なメッセージおよび対処方法:
ログにメッセージ "No enough space." が出力されている場合は、指定されたバックアップ先、もしくはリストア対象となるサーバのにおいて、ディスク容量が足りないため、コマンドが失敗しました。
「第15章 バックアップ・リストア」を参照し、必要な容量を確保し、もう一度コマンドを実行してください。
ログにメッセージ "$BACKUP_PATH: Already exits." ($BACKUP_PATH はコマンドに指定されているバックアップ先ディレクトリ)が出力されている場合は、指定されたディレクトリの配下にバックアップ格納ディレクトリ(FJSVbdpp-backup)または同名ファイルがすでに存在するため、バックアップが失敗しました。必要に応じて、ディレクトリを削除するか、もしくはほかのディレクトリを指定し、もう一度コマンドを実行してください。
ログにメッセージ "Backup files are not found." が出力されている場合は、指定されたディレクトリの配下にバックアップファイルを見つかりませんので、リストアが実行できません。バックアップファイルを格納するディレクトリを正確に指定し、もう一度コマンドを実行してください。
ログにメッセージ "Disable command in virtual environment." が出力されている場合は、コマンドを実行された環境が仮想環境であるため、実行されたコマンドは使用できません。
ログにメッセージ "ROR is not installed." が出力されている場合は、コマンドを実行された環境がクローニング機能を利用できない環境であるため、実行されたコマンドは使用できません。
それ以外の場合:
ログを参照し、エラー原因を取り除いてから、もう一度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
実行する利用者に root 権限がありません。
【対処方法】
root 権限で再実行してください。