TaskTrackerプロセスが停止した場合やプロセスは停止していないがJobTrackerプロセスへのハートビート応答がない場合、JobTrackerは当該TaskTrackerに処理を依頼しなくなります。この場合、処理能力が縮退した状態となりますが運用は継続することができます。
以下のコマンドを実行することで、JobTrackerが稼働中と認識しているTaskTrackerの一覧が表示されます。これにより縮退状態か否かを確認することができます。
# hadoop job -list-active-trackers
縮退状態は、当該TaskTrackerを停止して問題を解決した後でbdpp_startコマンドを実行し、停止しているTaskTrackerのみを起動することで解消します。
注意
最終的にすべてのTaskTrackerが停止した(上記コマンド実行時にTaskTrackerが1件も出力されない)場合、Hadoopジョブは以下の状態となります。
実行中のHadoopジョブ : TaskTrackerが起動されるまで処理中のまま待機します 依頼済みのHadoopジョブ : TaskTrackerが起動されるまで処理の実行を待機します 新規のHadoopジョブの実行依頼 : JobTrackerに対する実行依頼が可能です