マスタサーバの接続許可リストファイルに、追加するスレーブサーバのホスト名を登録します。
マスタサーバを二重化構成にしている場合は、マスタサーバ(プライマリ)で接続許可リストの更新および登録を行い、マスタサーバ(セカンダリ)に配付します。
スレーブサーバを追加するファイルシステムのファイルシステム ID を pdfsinfo コマンド の出力にある FSID 欄から確認します。
# pdfsinfo -n /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter> /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106: FSID hostID status hostname 1 80a4f75b RUN master1 1 80960096 RUN master2
ファイルシステム ID に対応する接続許可リストファイルの末尾に、追加導入するスレーブサーバの CLIENT フィールドを追加します。
複数のスレーブサーバを追加する場合は、クライアントの数だけ CLIENT フィールドを追加してください。
例
追加導入するスレーブサーバの接続を許可する場合
# cat /etc/pdfs/server.conf.1 <Enter> # # Copyright (c) 2012 FUJITSU LIMITED. All rights reserved. # # /etc/pdfs/server.conf.<FSID> # # List of client hostnames of a file system. # # Notes: # Do not describe hostnames of management servers. # # example: #CLIENT nodeac1 #CLIENT nodeac2 #CLIENT nodeac3 #CLIENT nodeac4 #CLIENT nodeac5 CLIENT slave1 CLIENT slave2 CLIENT slave3 CLIENT slave4 CLIENT slave5 CLIENT develop CLIENT collaborate CLIENT slave6 ← 追加するスレーブサーバ CLIENT slave7 ← 追加するスレーブサーバ CLIENT slave8 ← 追加するスレーブサーバ CLIENT slave9 ← 追加するスレーブサーバ CLIENT slave10 ← 追加するスレーブサーバ
注意
追加する DFS クライアントの CLIENT フィールドは、必ず接続許可リストファイルの末尾に追加してください。
既存の CLIENT フィールドが変更されると、追加する スレーブサーバ、連携サーバ、または開発実行環境サーバの mount コマンドが失敗します。
既存の CLIENT フィールドの変更および削除はできません。
スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、または連携サーバの追加と同時に変更および削除を行いたい場合は、DFS をアンマウントした状態で行ってください。
スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバとマスタサーバを合わせた数が、共用サーバ数の上限である128台を超えないようにしてください。
更新した接続許可リストファイルを マスタサーバ(セカンダリ)に配付します。(マスタサーバを二重化構成にしている場合のみ)
# cd /etc/pdfs <Enter> # scp -p ./server.conf.1 root@master2:/etc/pdfs/server.conf.1 <Enter>
注意
マスタサーバ間で接続許可リストファイルの内容が異なると、MDS ダウンリカバリーに失敗してファイルシステム閉塞やシステムパニックが発生する場合があります。