DFS のアンセットアップ手順を以下に示します。
DFS では、管理パーティションにファイルシステムを構成しているパーティション情報を記録しています。
そのため、使用中の DFS が不要になった場合は削除する必要があります。
注意
ファイルシステムを削除すると、ファイルシステムのデータはすべて削除されます。そのため、必要なデータは削除前にバックアップしてください。
以下の環境を例に、DFS の削除手順を示します。
| :/dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370105 |
| :/dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 |
| :/dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 |
| :1 |
| :pdfs1 |
特に指示がない場合は、マスタサーバ(プライマリ)で実行してください。
現在のファイルシステム情報を確認します。
# pdfsinfo -a <Enter> /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106: FSID special size Type mount 1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864) 25418 META ----- 1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 (864) 5120 LOG ----- 1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 (880) 7341778 DATA ----- 1 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370108 (896) 6578704 DATA -----
対象となる DFS がマウントされている場合はアンマウントします。
すべての スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバでアンマウントします。
# umount pdfs1 <Enter>
マスタサーバでアンマウントします。
# pdfsumntgl /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>
DFS を削除します。
# pdfsadm -D /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>
DFS が削除されたことを確認します。
管理パーティションに記録されている、ファイルシステム情報が存在しないことを確認します。
# pdfsinfo -a <Enter>
マスタサーバ(プライマリ)およびマスタサーバ(セカンダリ)で、接続許可リストファイルを削除します。
# cd /etc/pdfs <Enter> # rm ./server.conf.1 <Enter>
マスタサーバ(プライマリ)およびマスタサーバ(セカンダリ)の /etc/fstab から対象となる DFS の記述を削除します。
第1フィールドに代表パーティション(by-id 名を使用したデバイス名)が指定されているエントリーが該当します。
pdfsfrmd デーモンを停止します。
マスタサーバ(プライマリ)およびマスタサーバ(セカンダリ)で pdfsfrmd デーモンを停止します。
# pdfsfrmstop <Enter>
マスタサーバ(プライマリ)およびマスタサーバ(セカンダリ)で、DFS 管理サーバ情報を削除します。
# pdfssetup -d <Enter>
参照
pdfsinfo、pdfsumntgl、pdfsadm、pdfsfrmstop、pdfssetup の各コマンドの詳細については、「Primesoft Distributed File System for Hadoop V1 ユーザーズガイド」の「コマンドリファレンス」で該当するコマンドを参照してください。