ページの先頭行へ戻る
Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.12 ssh の設定

マスタサーバは自身に対してパスワードなしで ssh の通信ができるように設定する必要があります。

また、マスタサーバを二重化構成にする場合、マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)間でパスワードなしで ssh の通信ができるように設定する必要があります。

マスタサーバ(プライマリ)およびマスタサーバ(セカンダリ)において、それぞれ公開鍵を作成して root 権限でパスワードなしで ssh 接続できるようにしてください。

参照

公開鍵の作成については、ssh-keygen コマンドのヘルプを参照してください。

注意

本製品の Hadoop の起動・停止などを行う場合、Hadoop は ssh 経由にて通信を行います。

また、Hadoop のセットアップおよび DFS ファイルシステムの構成を行うには、マスタサーバ上の定義ファイルの内容を各サーバと合わせる必要があります。本書では、scp を使用してマスタサーバ上の定義ファイルをコピーする手順を用います。

ssh/scp を使用する場合は、パスワードの入力を促すプロンプトが表示されることに留意してください。


各サーバ間の ssh 接続の有無について、以下に示します。

接続先サーバ

マスタサーバ

スレーブ
サーバ

開発実行
環境
サーバ

連携
サーバ

プライマリ

セカンダリ

接続元
サーバ

マスタサーバ
(プライマリ)

○(*1)

○(*1)

○(*2)

マスタサーバ
(セカンダリ)

○(*1)

○(*1)

○(*2)

×

×

スレーブ
サーバ

×

×

×

開発実行環境
サーバ

×

×

×

連携
サーバ

×

×

×

○:root 権限で ssh 接続を行う

×:ssh 接続は行わない

*1:パスワードなしで ssh 接続できるように設定する必要があります。

*2:Hadoop の起動・停止ではマスタサーバからスレーブサーバに対して ssh 経由で通信を行うため、パスワードなしで ssh 接続できるように設定していない場合はスレーブサーバの数だけパスワードの入力が必要となります。