マスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバにおいて、Hadoop で使用するホスト名の設定が必要です。
hosts ファイルに、各サーバの業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名を記述してください。
/etc/hosts
hosts ファイルの詳細については、オンラインマニュアルページを参照してください。
ポイント
マスタサーバを二重化構成とする場合は、マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)の hosts ファイルの内容を一致させてください。
スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバの hosts ファイルに記述するホスト情報は、マスタサーバで追加したホスト名を設定してください。
マスタサーバ、スレーブサーバ、および開発実行環境サーバのホスト名は、サーバ名と一致させてください。詳しくは、「5.8 サーバ名の設定」を参照してください。
注意
hosts ファイルにローカルホストを登録する場合、以下に注意してください。
"127.0.0.1" にローカルホスト名を設定する場合、必ずリモートから参照可能な IP アドレスを先に記述してください。または、"127.0.0.1" にはローカルホスト名を設定しないでください。
ホスト名にエイリアス名は設定しないでください。
注意
物理環境でクローニング機能を利用する場合、ホスト名には以下の条件を満たす文字列を指定してください。
半角英数字
ハイフン("-")
先頭文字は英字
15文字以内
例
各サーバの業務 LAN に接続する NIC に割り当てる IP アドレスとホスト名の設定例:
| :10.10.10.11 | :master1 |
| :10.10.10.12 | :master2 |
| :10.10.10.21 ~ 10.10.10.25 | :slave1 ~ slave5 |
| :10.10.10.30 | :develop |
| :10.10.10.31 | :collaborate |
マスタサーバの hosts ファイルには以下のように設定します。
10.10.10.11 master1 10.10.10.12 master2 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 10.10.10.21 slave1 10.10.10.22 slave2 10.10.10.23 slave3 10.10.10.24 slave4 10.10.10.25 slave5 10.10.10.30 develop 10.10.10.31 collaborate