本製品は、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効である環境にインストールする必要があります。8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が無効であるWindows(R)環境に本製品をインストールした場合、本製品のサービスを起動できない可能性があります。
以下の手順で、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してから本製品をインストールしてください。Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成に関する詳細については、OSが提供しているマニュアルを参照してください。
システム標準のコマンドを使用して確認
以下のコマンドを実行し、出力される値を確認します。
コマンドの実行例はOSによって出力結果が異なります。詳細は、OSが提供しているマニュアルを参照してください。以下はWindows Server(R) 2008 R2、Windows Server(R) 2012 R2の場合のコマンドの実行例です。
Windows Server(R) 2008 R2の場合
C:\> fsutil 8dot3name query D: Disable8dot3 のボリュームの状態は 0 です (8dot3 名の作成は有効です)。 NtfsDisable8dot3NameCreation のレジストリの状態は既定値の 2 です (ボリューム単位で設定します)。 上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は D: で有効です。 |
Windows Server(R) 2012 R2の場合
c:\>fsutil 8dot3name query D: ボリュームの状態は 1 です (8dot3 名の作成は無効です)。 レジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。 上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は D: で無効です |
手順1で、インストール先のボリュームが2つの設定に基づいて無効の場合は、有効にするために、以下のコマンドを実行し、マシンを再起動します。
2つの方法があり、以下のいずれかの手順を実行します。
以下はWindows Server(R) 2012 R2の場合のコマンド実行例です。
システム上のすべてのボリュームを有効にする
c:\>fsutil 8dot3name set 0 現在のレジストリの状態は 0 です (すべてのボリューム上で 8dot3 名の作成を有効にします)。 |
ボリューム単位で有効にする
以下はインストール先のDドライブを有効にする実行例です。
c:\>fsutil 8dot3name set 2 現在のレジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。 c:\>fsutil 8dot3name set D: 0 8dot3name の生成が D: で有効になりました |
システムの設定を2(ボリューム単位で設定)にした場合のみ、ボリューム単位の設定が有効になります。
本製品をインストールします。