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Interstage Job Workload Server インストールガイド -Windows(R)-
FUJITSU Software

2.4 Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成が無効であるとき

本製品は、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効である環境にインストールする必要があります。8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が無効であるWindows(R)環境に本製品をインストールした場合、本製品のサービスを起動できない可能性があります。

以下の手順で、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してから本製品をインストールしてください。Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成に関する詳細については、OSが提供しているマニュアルを参照してください。

システム標準のコマンドを使用して確認

  1. 以下のコマンドを実行し、出力される値を確認します。

    コマンド実行例

    コマンドの実行例はOSによって出力結果が異なります。詳細は、OSが提供しているマニュアルを参照してください。以下はWindows Server(R) 2008 R2、Windows Server(R) 2012 R2の場合のコマンドの実行例です。

    Windows Server(R) 2008 R2の場合

    C:\> fsutil 8dot3name query D:
    Disable8dot3 のボリュームの状態は 0 です (8dot3 名の作成は有効です)。
    NtfsDisable8dot3NameCreation のレジストリの状態は既定値の 2 です (ボリューム単位で設定します)。
    上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は D: で有効です。

    Windows Server(R) 2012 R2の場合

    c:\>fsutil 8dot3name query D: 
    ボリュームの状態は 1 です (8dot3 名の作成は無効です)。
    レジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。
    
    上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は D: で無効です
  2. 手順1で、インストール先のボリュームが2つの設定に基づいて無効の場合は、有効にするために、以下のコマンドを実行し、マシンを再起動します。

    コマンド実行例

    2つの方法があり、以下のいずれかの手順を実行します。

    以下はWindows Server(R) 2012 R2の場合のコマンド実行例です。

    • システム上のすべてのボリュームを有効にする

      c:\>fsutil 8dot3name set 0
      現在のレジストリの状態は 0 です (すべてのボリューム上で 8dot3 名の作成を有効にします)。
    • ボリューム単位で有効にする

      以下はインストール先のDドライブを有効にする実行例です。

      c:\>fsutil 8dot3name set 2
      現在のレジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。
      c:\>fsutil 8dot3name set D: 0
      8dot3name の生成が D: で有効になりました

      システムの設定を2(ボリューム単位で設定)にした場合のみ、ボリューム単位の設定が有効になります。

  3. 本製品をインストールします。