本機能はServerView Resource Orchestrator Virtual Editionと組み合わせてクラスタシステムを構築する場合に有効です。
本構成では、運用ノードと待機ノードと予備ノードを用意します。通常は運用ノードでクラスタアプリケーションを起動します。運用ノードで異常が発生すると、クラスタアプリケーションは待機ノードに切替わります。
その後、ストレージのデータを使用して予備ノードを起動し、クラスタ構成を継続することで、更なる高可用性を実現することができます。
シャットダウンエージェント設定更新機能は、OSの起動時に予備ノードのBMCまたはiRMCのIPアドレスを自動で取得し、自ノードおよび他ノードのシャットダウンエージェントの設定を更新する機能です。
注意
全ブレードにおいて、BMCまたはiRMCのユーザ名とパスワードは同一にしてください。
RMSのPersistentFault 属性が“1”に設定されていると、正常な予備ブレードで起動しても Fault 情報を保持したままになります。(PersistentFault属性のデフォルト値は“0”)
シャットダウンエージェントの構成定義ファイルを更新した場合、更新された構成定義ファイルは通信可能なノードにのみ、配布されます。停止しているノード、または、ネットワーク通信が不可能な状態になっているノードには、配布されません。
また、同時に複数ノードを起動する場合、シャットダウンエージェントの構成定義ファイルの更新と配布が、複数ノードで同時に実施されます。このとき、各ノードで保持するシャットダウンエージェントの構成定義ファイルの情報に不整合が発生することがあります。
全ノードに正しい情報が配布されていることを確認するには、全ノードが起動している状態で、いずれかのノードにおいて以下のコマンドを実行します。
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate -s
確認した結果、情報に不整合が発生している場合は、“G.6 復旧”の手順で復旧させてください。