クラスタアプリケーションおよびリソースを設定する際に必要になるワークシートです。
以下のワークシートがあります。
◆リソース設定
Cmdline リソース設定ワークシート
Fsystem リソース設定ワークシート
Gds (Global Disk Services)リソース設定ワークシート
Gls (Global Link Services)リソース設定ワークシート
プロシジャ リソース設定ワークシート
◆クラスタアプリケーション設定
クラスタアプリケーション設定ワークシート
◆Configuration内の共通情報の設定
Configuration内の共通情報設定ワークシート
注意
リソース設定において、いずれかのリソースのオブジェクト数が 50 個を超える場合、PRIMECLUSTERシステム全体で設定できるリソースオブジェクト数およびディテクタ数が、最大値を超えていないことを確認してください。
PRIMECLUSTERシステム全体で設定できるリソースオブジェクト数およびディテクタ数の最大値は以下のとおりです。
リソースオブジェクト数 : 500 個
ディテクタ数 : 100 個
上記の値を超えるクラスタアプリケーションの構成は作成できません。
以下の手順で必要となるディテクタ数を計算し、ディテクタ数が最大値を超えていないことを確認してください。
(1) 下記の表をもとに、各リソースで必要となるディテクタ数を計算します。
リソース名 | ディテクタ数(小数点以下は切り上げ) |
---|---|
Cmdlineリソース | オブジェクト数 ÷ 2 = (a) |
Fsystemリソース | オブジェクト数 ÷ 5 = (b) |
NFSリソース (FsystemリソースでSHAREフラグをつけたオブジェクトの数) | オブジェクト数 ÷ 10 = (c) |
Gdsリソース | オブジェクト数 ÷ 64 = (d) |
Glsリソース | オブジェクト数 ÷ 64 = (e) |
引継ぎネットワークリソース | オブジェクト数 ÷ 10 = (f) |
プロシジャリソース | オブジェクト数 ÷ 1 = (g) |
表中の 2、5、10、64 等の数値は、各リソースの1ディテクタあたりが監視するオブジェクト数です。
各リソースに対応するオブジェクトについては、各リソースの設定ワークシートを参照してください。
オブジェクト数は、全てのクラスタアプリケーションに登録されているリソースの全てのオブジェクト数を合計した値になります。ディテクタ数は、オブジェクト数の合計値から計算します。
(2) 各リソースで必要となるディテクタ数を合計します。
オブジェクト数 ディテクタ数 Cmdline 40 (a) 40 ÷ 2 = 20 Fsystem 200 (b) 200 ÷ 5 = 40 NFS 0 (c) 0 ÷ 10 = 0 Gds 200 (d) 200 ÷ 64 = 4 (≒ 3.1) Gls 50 (e) 50 ÷ 64 = 1 (≒ 0.7) 引継ぎネットワーク 0 (f) 0 ÷ 10 = 0 Procedure 10 (g) 10 ÷ 1 = 10 500 |
上記の例では、ディテクタ数の合計は、(a)20+(b)40+(c)0+(d)4+(e)1+(f)0+(g)10=75個となります。
この値は、ディテクタ数の最大値100個を超えていないため、設定可能な構成となります。