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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

G.6.1 領域の見積りについて

監視対象のOracleデータベースに対する領域の見積り方法について説明します。


注意

見積もり方法はあくまでも目安です。運用前にトランザクションを含めた負荷テスト等を行い、実測値ベースでの確認をしたうえでサイズを見積もってください。

一時表の作成を行う監視項目

一時表領域

約5MBの一時表領域を使用します。(注)

(注) 監視対象のOracleがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)である場合、約100MB。
ただし、監視対象のOracleの規模(プラガブル・データベース(PDB)の数、表領域の数、テーブルの数など)により、一時表領域の使用量は異なります。 一時表領域が不足するとOracle状態監視に失敗し、メッセージ「FOR-00447」が通知されます(メッセージ本文にはOracleのエラーメッセージ「ORA-01652」が出力されます)。 その場合、一時表領域の拡張を行ってください。


ロールバックセグメント

監視対象のOracleが手動UNDO管理の場合に必要です。
1監視項目ごとのロールバックセグメントの使用量の目安は以下のとおりです。

  • 1監視項目あたり:約110KB(注)

(注) 監視対象のOracleがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)である場合、約330KB。


アーカイブ領域

監視対象のOracleがアーカイブログ運用の場合に必要です。
アーカイブログファイル作成量の見積もり方法は以下のとおりです。

Oracle状態監視の監視時刻の前後で下記SQLを実行します。
value値の差分が、アーカイブログファイルの作成量となります。

SQL> select name,value from v$sysstat
  2  where name = 'redo size';

Systemwalker for Oracleの状態監視において、1監視項目ごとのアーカイブログファイルの作成量の目安は以下のとおりです。

  • 1監視項目あたり:約100KB(注)

連続した監視を24時間(1440分)行う場合に作成されるアーカイブログファイルの作成量は、以下の計算式で算出してください。

アーカイブ作成量=100KB(注)×(1440分/x)

x:監視間隔(分)

(注) 監視対象のOracleがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)である場合、約300KB。