運用管理サーバからSystemwalker for Oracleをアンインストールする場合に、事前に行っておく作業について説明します。
運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合の設定の解除
運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合、以下の作業を行ってください。
デーモンの停止
Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
【Solarisの場合】
# /etc/rc0.d/K53mpor stop <ENTER> |
【Linuxの場合】
# /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmpor stop <ENTER> |
監視対象サーバとしての環境設定の解除
Systemwalker Centric Managerに対して行った設定は、アンインストールしても解除されません。設定を解除する場合は、以下の環境設定コマンドを実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER> |
なお、解除した情報はSystemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対してSystemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
アンインストールを行った後にSystemwalker Centric Managerの再起動を行うため、コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
インストールレス型エージェント監視を行っている場合の設定の解除
インストールレス型エージェント監視を行っている場合、以下の作業を行ってください。
インストールレス型エージェント監視デーモンの停止
Systemwalker for Oracleのインストールレス型エージェント監視デーモンを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
【Solarisの場合】
# /etc/rc0.d/K53mporals stop <ENTER> |
【Linuxの場合】
# /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmporals stop <ENTER> |
環境設定の解除
以下の環境設定コマンドで解除を実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d <ENTER> |
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。
詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“mporalssetup(インストールレス型エージェント監視環境設定コマンド)”を参照してください。
環境設定の解除
Systemwalker Centric Managerに対して行った設定は、アンインストールしても元に戻されません。設定を解除する場合は、以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER> |
なお、解除した情報はSystemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。
注意
環境設定の解除を行う際の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対してSystemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
アンインストールを行った後にSystemwalker Centric Managerの再起動を行うため、コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
Webサーバ定義の削除
Webサーバに定義したSystemwalker for Oracleの設定を削除して、Webサーバの再起動を行ってください。
SELinuxポリシーの解除
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境でSELinuxが有効となっている場合、Systemwalker for Oracleが動作するために適用したSELinuxのポリシーを削除します。
SELinuxポリシー適用コマンドを実行し、SELinuxのポリシーをシステムから削除します。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsepolapply -d <ENTER> |
メニュー削除
Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。
運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、AdministratorsグループまたはDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。
MpOrSetmenu.exe -d -n webhost <ENTER> |
WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を指定します。
注意
Systemwalker for Oracleのメニューを削除する際の注意事項
認証プロンプトが表示される場合、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。
メッセージ情報ファイルの削除
運用管理サーバにメッセージ情報ファイルを登録している場合、登録したメッセージ情報ファイルを削除します。
詳細は、「8.1.6 メッセージ情報ファイルを削除する」を参照してください。