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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

5.3.3 Webサーバの定義

次のWebサーバから一つを選び、定義を実施してください。

ポイント

アクセス権の登録

Systemwalker for Oracleのインストール時には、アクセス権を設定していませんが、Systemwalker for Oracleが運用管理製品であるという性質上、不特定多数のWebクライアントからアクセスを許可すべきではありません。Systemwalker for OracleのWeb画面のアクセス権制御は各Webサーバが持つアクセス権制御機能に準じます。このため、Systemwalker for OracleのWeb画面のアクセスを制御する場合は、各Webサーバの説明書を参照して設定してください。

Systemwalker for OracleのWeb画面機能としてアクセス権制御の対象となるのは以下のURLです。

対象URL

ディレクトリの説明

http://運用管理サーバのホスト名/cgi-bin-sfo

CGIファイルが格納されているディレクトリ


5.3.3.1 Interstage Application Server (Interstage HTTP Server)およびApacheの場合

Interstage Application Server (Interstage HTTP Server) および Apacheに対するディレクトリ(エイリアス)の設定方法を説明します。


  1. 設定ファイルhttpd.conf」を修正します

    1. CGIの有効化

      Interstage HTTP Serverで、以下の"LoadModule"設定行がコメント化されている場合、行の先頭の「#」を削除して、CGIを有効にしてください。

      LoadModule cgi_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_cgi.so"


    2. Aliasの設定

      設定ファイル「httpd.conf」の内容を以下のように修正します。
      ただし、デフォルトファイル名、インストール場所を変更した場合はそれに従います。
      "Alias"の最終に、以下のレコードを追加します。

      Alias /swfo-img/ "/opt/FJSVmpor/web/cgi/img/"
      <Directory "/opt/FJSVmpor/web/cgi/img">
        AllowOverride None
        Options None
        Order allow,deny
        Allow from all
      </Directory>
      Alias /swfo-html/ "/opt/FJSVmpor/web/cgi/html/"
      <Directory "/opt/FJSVmpor/web/cgi/html">
        AllowOverride None
        Options None
        Order allow,deny
        Allow from all
      </Directory>

      "ScriptAlias"の最終に、以下のレコードを追加します。

      ScriptAlias /cgi-bin-sfo/ "/opt/FJSVmpor/web/cgi/bin/"


      以下のディレクトリのアクセス権の設定を追加します。

      <Directory "/opt/FJSVmpor/web/cgi/bin">
      AllowOverride None
      Options None
      Order allow,deny
      Allow from all
      </Directory>


    注意

    • アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。
      Apache2.4の場合、Order allow,deny/Allow from all の設定は、Require all granted になります。

    • 仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを参照してください。

    • Apache2.0の初期状態では文字化けを起こす可能性がありますので、必要に応じて、下記の状態に設定してください。

      AddDefaultCharset Off

    注意

    httpd.confのパスについて

    Interstage HTTP Serverの場合は /var/opt/FJSVihs/servers/FJapache/conf配下です。
    Solaris標準付属のApacheの場合は /etc/apache配下、それ以外のApacheの場合は、インストール先のhttpdコマンドを-Vオプションつきで起動した結果からhttpd.confのパスを確認してください。


  2. Webサーバを再起動します