ページの先頭行へ戻る
Interstage Mobile Application Server V1.2.0 運用ガイド
FUJITSU Software

7.4.4 プッシュWeb APIの動作設定

プッシュWeb APIの動作をプッシュプロパティファイル(impush.properties)で設定します。

定義については、第13章 サーバ定義ファイルを参照してください。

同時指定可能な最大登録ID数

以下のプッシュWeb APIが1回の呼び出しで対象にできる登録ID数を制限できます。

  • 登録IDの一覧取得
  • メッセージの送信
  • 共通メッセージの送信

対象にする登録ID数が多い場合、検索結果や送信のデータ量が多くなり、メモリやCPU資源の圧迫、および、レスポンスの遅延につながる場合があります。

対象とする登録ID数の制限により、これらの影響をおさえることができます。

不正なメッセージ時の制御

プッシュWeb API「メッセージの送信」、および「共通メッセージの送信」において、指定したメッセージが不正であった場合の振る舞いを設定します。

以下に該当するものがある場合、該当するメッセージ以外は送信するか、すべて送信しないかを設定できます。

  • 最大メッセージサイズを超過

    使用するプッシュサービス

    最大メッセージサイズ

    IMAPSプッシュ

    4096(byte数)

    GCM

    4096(byte数)

    APNs

    2048(byte数)

  • メッセージのエンコーディング正否(IMAPSプッシュ、GCM)

例えば以下のような運用の場合には、該当するメッセージ以外は送信する設定とします。

  • 緊急メッセージを通知するシステムであり、仮にAPNsへのメッセージがサイズ超過により通知できない場合でも、そのほか(IMAPSプッシュ、GCM)には少しでも早く通知したい

以下のような場合には、すべて送信しない設定とします。

  • 利用しているプッシュサービス種別によらず、できるだけ一斉にメッセージを通知したい

テンプレートファイルの格納先ディレクトリ

プッシュWeb API「共通メッセージの送信」で使用するテンプレートファイルの格納先ディレクトリを設定します。

このディレクトリにテンプレートファイルを格納しておくと、共通メッセージの送信APIにテンプレートファイル名と宛先(登録ID、または拡張データ)を指定するだけで、メッセージを送信できます。

注意

  • テンプレートファイルにはメッセージの内容を含むことができるため、格納先ディレクトリのアクセス権の設定は注意する必要があります。