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Interstage Mobile Application Server V1.2.0 運用ガイド
FUJITSU Software

11.1.1 ロール管理の有効/無効の切り替え

IMAPSにはアプリケーションの公開範囲を制御できるロール管理機能があります。 ロール管理はインストール後の初期状態では、有効に設定されていますが、ロール管理が不要な場合はコマンドにより無効にしてください。

ロール管理の有効・無効により、以下のようにアプリケーションの配布が制御されます。

IMAPSエージェントアプリケーションの場合

  • ロール管理が有効な場合

    アプリケーションに関連付けられたロールにユーザーが属している場合は、IMAPSエージェント上にそのアプリケーションが表示されます。

  • ロール管理が無効な場合

    ユーザーが属するロールによらず、IMAPSエージェント上にアプリケーションが表示されます。

ポイント

IMAPSエージェントアプリケーションは、ロール情報の変更によりインストール可能ではなくなった場合、IMAPSエージェントから自動的に削除されます。

ハイブリッドアプリケーションまたはネイティブアプリケーションの場合

  • ロール管理が有効な場合

    アプリケーションに関連付けられたロールにユーザーが属している場合は、IMAPSサーバによる配布画面にそのアプリケーションが表示されます。

  • ロール管理が無効な場合

    ユーザーが属するロールによらず、IMAPSサーバによる配布画面にアプリケーションが表示されます。

ロール管理の有効・無効の切り替えは、imadmin aclmodeコマンドにより行います。

ポイント

ハイブリッドアプリケーションやネイティブアプリケーションは、ロール情報の変更によりダウンロード可能ではなくなっても、すでにダウンロードされたアプリケーションは自動的に削除されません。

ロールに属していないユーザーからのサーバへのアクセスを制限したい場合は、サーバアプリケーションの認証機能を有効にし、ロール名を確認する処理を実装してください。

詳細は、第8章 IMAPSサーバアプリの運用開始"アプリケーション開発ガイド""認証"を参照してください。