IMAPSアプリの画面と業務処理の作成についてのポイントを説明します。アプリケーションはHTML5、JavaScript、CSS3で開発します。それぞれ、htmlファイル、jsファイル、cssファイルに処理を記述してください。
以下の規約に従い開発を行ってください。
IMAPSエージェントはIMAPSアプリのindex.htmlを最初に呼び出しますので、このファイルを必ず作成してください。index.htmlファイルの位置は決まっており、配布のためのパッケージングの際にファイルをルートに配置する必要があります。
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="js/cordova.js"></script> <script type="text/javascript" charset="utf-8" src="js/imaps.js"></script>
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="../js/cordova.js"></script></p> <script type="text/javascript" charset="utf-8" src="../js/imaps.js"></script></p>
IMAPSアプリの開発において、jQuery MobileやそのほかのJavaScriptを使用する場合は、IMAPSアプリの一部としてIMAPSアプリの開発資産内に格納してください。
"index.htmlの作成"でインクルード対象にしている「cordova.js」「imaps.js」ファイルは、IMAPSアプリ内に含める必要はありません。
IMAPSアプリは、最初にIMAPSエージェントから通知される"deviceready"イベントを意識する必要があります。IMAPSエージェントが提供しているAPIは"deviceready"イベントが通知された後から利用することができます。
アプリケーションは、"deviceready"イベントを契機にして、キャッシュデータの削除などの初期化処理を行ってください。
"deviceready"イベントを受信するリスナーの登録は、以下のようにdocumentオブジェクトのaddEventListenerメソッドで登録してください。
document.addEventListener("deviceready", onDeviceReady, false); function onDeviceReady() { // リスナーの処理 }
IMAPSアプリは、以下の契機でバックグランド状態になります。
注1) 他のネイティブアプリケーションが最前面で実行されている状態で、操作が行われた場合は発生しません。
注2) 操作時に、IMAPSアプリが実行中(バックグラウンド)の場合は発生しません。
バックグランド状態になると、任意のタイミングでIMAPSエージェントが終了する可能性があります。IMAPSエージェントが終了するとIMAPSアプリも終了するためデータが失われる可能性がありますので、バックグランド状態になったタイミングで揮発性データの永続化を行ってください。
フォアグランドに復帰した場合は、必要に応じて、永続化したデータの復元を行ってください。
画面・業務画面のサンプルコードとして、顧客サポート業務の1つとして「修理依頼書」を発行するアプリケーションを付録Cに掲載しています。
サンプルコードは、製品の以下のフォルダーにも格納されています。
<製品インストールフォルダー>\sample\request\client
/opt/FJSVimsrv/sample/request/client