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Interstage Mobile Application Server V1.2.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

12.3.2 ログイン

アプリケーションは、IMAPSが提供している認証機構を呼び出して、利用しているユーザーの正当性を検証する事ができます。ログインには以下のような種類があります。

使用例

利用ユーザーの正当性を検証するためにログインメソッドを呼び出します。オンライン認証を行うためには、imaps.auth.loginOnlineメソッド、オフライン認証を行うためにはimaps.auth.loginOfflineメソッドを呼び出します。

  var _loginUrl, _userId, _passwd;

  function login(loginUrl, userId, passwd) {
      _loginUrl = loginUrl;
      _userId = userId;
      _passwd = passwd;
      var networkState = navigator.connection.type;
      if (networkState != Connection.UNKNOWN && networkState != Connection.NONE)
          imaps.auth.loginOnline(resultHandler, errorHandler, loginUrl, userId, passwd);
  }
  function resultHandler(result) {
      alert("result: \r\n"+result );
  }
  function errorHandler(error) {
      if (error == "IMAPSAuthConnectError")
          imaps.auth.loginOffline(resultHandler, errorHandler2, _userId, _passwd);
      else
      alert("Error: \r\n"+error );
  }
  function errorHandler2(error) {
      alert("Error: \r\n"+error );
  }

オフライン認証とは、クライアントが保持しているクレデンシャルを用いて利用ユーザーの正当性を検証する認証です。IMAPSサーバの認証機構を利用しないため、ネットワークが利用できない状態でも認証を行うことができます。オフライン認証を行うためには、オンライン認証で一度は認証しておかなくてはなりません。

ネットワーク状態を気にせずにログインを実行したい場合には、imaps.auth.loginAutoメソッドを呼び出します。loginAutoメソッドは、ネットワーク状態に応じて最適なログイン方法を選択します。


ポイント

  • オンライン認証では、クライアント設定ファイルのimapsServerAddressで接続先のサーバを設定することも可能です。詳細は、開発者用マニュアル、付録F クライアント設定ファイルを参照してください。
  • 認証プラグインでログインすることで、認証情報を付与することができます。

注意

loginAuto、loginOnline、loginOfflineメソッドは、IMAPSアプリからは利用する事はできません。

navigator.connection.typeはiOSでは動作しません(常にConnection.CELLが返却されます)。

Androidの場合、ログアウトを呼び出さずにアプリケーションを終了すると、再度アプリケーションを起動したときに、ユーザー情報や認証情報が残ったままになっている場合があります。アプリケーションの終了時、または起動時にログアウトを呼び出して、ユーザー情報を初期化してください。

Windowsストアアプリではサーバからステータスコード:401が返された場合、基本認証画面が表示されます。そのため、認証プラグインでログイン後に、業務サーバにアクセスするようアプリケーションを実装してください。