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Systemwalker Software Configuration Manager 導入ガイド
FUJITSU Software

A.2.2 ファイル転送基盤(ディスカバリ機能)のポート重複時

ディスカバリ機能使用時は、ファイル転送基盤はポート番号:9764を使用しています。ポート番号の重複が発生した場合は変更する必要があります。変更は、変更対象のサーバと連携する各サーバすべてに対して実施します。

SERVICESファイル登録内容の変更

【Windows】

Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES に記載している以下のポート番号を使用されていないポート番号に変更します。

dtranh03    9764/tcp            #FJSVlnkcf

【Linux】

/etc/services に記載している以下のポート番号を使用されていないポート番号に変更します。

dtranh03    9764/tcp            #FJSVlnkcf

【Solaris】

/etc/services に記載している以下のポート番号を使用されていないポート番号に変更します。

dtranh03    9764/tcp            #FJSVlnkcf

ポート番号は、1~65535の間で指定可能です。


ネットワーク定義の変更

ファイル転送基盤のネットワーク定義ファイルに記載しているPort番号に、上記で設定したポート番号と同じ値を指定します。

  1. 以下のネットワーク定義ファイルのポート番号を変更します

    【Windows】

    • 管理サーバ/連携サーバ/業務サーバ

      %LNKCF_HOME%\lnk03\gen\network_def.txt
      ※環境変数“%LNKCF_HOME%”には、ファイル転送基盤のインストール先が設定されています。

    【Linux】

    • 管理サーバ/業務サーバ

      /opt/FJSVlnkcf/lnk03/GEN/network_def.txt

    【Solaris】

    • 業務サーバ

      /opt/FJSVlnkcf/lnk03/GEN/network_def.txt
  2. ネットワーク定義ファイルを変更後、以下のコマンドを実行して定義情報を反映させます

    【Windows】

    • 管理サーバ/連携サーバ/業務サーバ

      %LNKCF_HOME%\lnk03\bin\f3jtlxgentrn.exe -i 03 %LNKCF_HOME%\lnk03\gen\network_def.txt

    【Linux】

    • 管理サーバ/業務サーバ

      /opt/FJSVlnkcf/lnk03/bin/f3jtlxgentrn -i 03 /opt/FJSVlnkcf/lnk03/GEN/network_def.txt

    【Solaris】

    • 業務サーバ

      /opt/FJSVlnkcf/lnk03/bin/f3jtlxgentrn -i 03 /opt/FJSVlnkcf/lnk03/GEN/network_def.txt
  3. ファイル転送基盤を再起動します

    【Windows】

    • 管理サーバ/連携サーバ/業務サーバ

      “Systemwalker File Transfer Library Control(SWCFMG)”サービスを再起動してください。

    【Linux】

    • 管理サーバ/業務サーバ

      以下のコマンドを実行してください。

      # service FJSVlnkcf stop
      # service FJSVlnkcf start

    【Solaris】

    • 業務サーバ

      以下のコマンドを実行してください。

      # /etc/init.d/FJSVlnkcf stop
      # /etc/init.d/FJSVlnkcf start