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Interstage Interaction Manager V10.1.1 ポータル 運用ガイド
FUJITSU Software

A.1.2 -byid/-v10.0.1/-byuseridオプションの指定について

利用者情報のユーザー、グループ、ロールには、ユニークな属性としてユーザーID、グループID、ロールIDがあり、その値をキーにして利用者情報を処理できます。
また、利用者情報のユーザー、グループ、ロールには、ユニークな属性としてオブジェクトIDがあり、利用者情報管理コマンドでは、オブジェクトIDの値をキーにして利用者情報を処理できます。ユーザーID、グループID、ロールIDを変更する場合は、オブジェクトIDの値をキーにして操作を行う必要があります。オブジェクトIDをキーにしてユーザー、グループ、ロールを操作するには、利用者情報管理コマンドの-byidオプションを指定します。

さらに、V10.1ではグループの属性としてグループID、ロールの属性としてロールIDが必須属性として追加となっていますが、これらが存在しないV10.0.1と同等のCSVファイルにて操作を行うためには、互換動作を指定する必要があります。互換動作を利用するには、-v10.0.1オプションを指定します。

オプションの指定と動作について、以下に示します。

オプション

用途

指定なし

利用者情報のユーザー/グループ/ロールには、ユニークな属性としてユーザーID/グループID/ロールIDがあり、その値をキーにして、利用者情報を処理します。

-byidを指定

利用者情報のユーザー、グループ、ロールには、ユニークな属性としてオブジェクトIDがあり、オブジェクトIDの値をキーにして利用者情報を処理します。ユーザーID/グループID/ロールIDを変更する場合は、オブジェクトIDの値をキーにして操作を行う必要があります。

-v10.0.1を指定

-byuserid指定なし

V10.0.1までの動作との互換のために用意されています。

オブジェクトIDをキーに操作を行います。

グループID/ロールIDを指定しないCSVファイルでの操作が可能です。

-byuserid指定あり

V10.0.1までの動作との互換のために用意されています。

オブジェクトIDをキーに操作を行いますが、ユーザーについてのみユーザーIDをキーに操作を行います。

グループID/ロールIDを指定しないCSVファイルでの操作が可能です。

以下の表に、利用者情報管理コマンドの各オプションの指定による動作の違いを示します。

処理

オプション

CSVファイル

User.csv

Group.csv

Role.csv

Group-User.csv

Role-Member.csv

export

指定なし

userIdカラムは出力されますが、idカラムは出力されません。

groupIdカラムは出力されますが、idカラムは出力されません。

親グループを特定する情報として、parentGroupIdカラムに親グループのグループIDが出力されます。

roleIdカラムは出力されますが、idカラムは出力されません。

関連付けるグループを特定する情報として、groupIdカラムにグループのグループIDが出力されます。

グループの所属ユーザーを特定する情報として、userIdカラムにユーザーのユーザーIDが出力されます。

関連付けるロールを特定する情報として、roleIdカラムにロールのロールIDが出力されます。

ロールの所属グループを特定する情報として、memberIdカラムにグループのグループIDが出力されます。

-byid

idカラムとuserIdカラムの両方が出力されます。

idカラムとgroupIdカラムの両方が出力されます。

idカラムとroleIdカラムの両方が出力されます。

-v10.0.1

idカラムとuserIdカラムの両方が出力されます。

idカラムが出力されますが、groupIdカラムは出力されません。

親グループを特定する情報として、parentGroup.idカラムに親グループのオブジェクトIDが出力されます。

idカラムが出力されますが、roleIdカラムは出力されません。

関連付けるグループを特定する情報として、Group.idカラムにグループのオブジェクトIDが出力されます。

グループの所属ユーザーを特定する情報として、User.idカラムにユーザーのオブジェクトIDが出力されます。

関連付けるロールを特定する情報として、Role.idカラムにロールのオブジェクトIDが出力されます。

ロールの所属グループを特定する情報として、Member.idカラムにグループのオブジェクトIDが出力されます。

-v10.0.1
-byuserid

userIdカラムは出力されますが、idカラムは出力されません。

グループの所属ユーザーを特定する情報として、userIdカラムにユーザーのユーザーIDが出力されます。

処理

オプション

CSVファイル

User.csv

Group.csv

Role.csv

Group-User.csv

Role-Member.csv

import

指定なし

userIdカラムの値をキーに処理が行われます。
userIdカラムの値に該当するユーザーが存在しない場合、ユーザーが作成されます。ユーザーが存在する場合、ユーザーが更新されます。
CSVファイルにuserIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

groupIdカラムの値をキーに処理が行われます。
groupIdカラムの値に該当するグループが存在しない場合、グループが作成されます。グループが存在する場合、グループが更新されます。
CSVファイルにgroupIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

parentGroup.groupIdカラムに親グループのグループIDを指定します。

CSVファイルにparentGroup.idカラムを指定すると、エラーとなります。

roleIdカラムの値をキーに処理が行われます。
roleIdカラムの値に該当するロールが存在しない場合、ロールが作成されます。ロールが存在する場合、ロールが更新されます。
CSVファイルにroleIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

groupIdカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにGroup.idカラムを指定すると、エラーとなります。

userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループに追加されます。

CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。

roleIdカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにRole.idカラムを指定すると、エラーとなります。

memberIdカラムに指定したグループIDのグループがロールに追加されます。

CSVファイルにMember.idカラムを指定すると、エラーとなります。

-byid

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、ユーザーが作成されます。値が設定されている場合、ユーザーが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、グループが作成されます。値が設定されている場合、グループが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、ロールが作成されます。値が設定されている場合、ロールが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

-v10.0.1

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、ユーザーが作成されます。値が設定されている場合、ユーザーが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、グループが作成されます。値が設定されている場合、グループが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

parentGroup.idカラムに親グループのオブジェクトIDを指定します。

CSVファイルにparentGroup.groupIdカラムを指定すると、エラーとなります。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、ロールが作成されます。値が設定されている場合、ロールが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

Group.idカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにgroupIdカラムを指定すると、エラーとなります。

User.idカラムに指定したオブジェクトIDのユーザーがグループに追加されます。
CSVファイルにuserIdカラムを指定すると、エラーとなります。

Role.idカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにroleIdカラムを指定すると、エラーとなります。

Member.idカラムに指定したオブジェクトIDのグループがロールに追加されます。
CSVファイルにmemberIdカラムを指定すると、エラーとなります。

-v10.0.1 -byuserid

userIdカラムの値をキーに処理が行われます。
userIdカラムの値に該当するユーザーが存在しない場合、ユーザーが作成されます。ユーザーが存在する場合、ユーザーが更新されます。
CSVファイルにuserIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループに追加されます。

CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。

処理

オプション

CSVファイル

User.csv

Group.csv

Role.csv

Group-User.csv

Role-Member.csv

delete

指定なし

userIdカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにuserIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

groupIdカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにgroupIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

roleIdカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにroleIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

groupIdカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにGroup.idカラムを指定すると、エラーとなります。

userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループから削除されます。

CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。

roleIdカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにRole.idカラムを指定すると、エラーとなります。

memberIdカラムに指定したグループIDのグループがロールから削除されます。

CSVファイルにMember.idカラムを指定すると、エラーとなります。

-byid

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

-v10.0.1

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

Group.idカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにgroupIdカラムを指定すると、エラーとなります。

User.idカラムに指定したオブジェクトIDのユーザーがグループから削除されます。

CSVファイルにuserIdカラムを指定すると、エラーとなります。

Role.idカラムの値をキーに処理が行われます。

CSVファイルにroleIdカラムを指定すると、エラーとなります。

Member.idカラムに指定したオブジェクトIDのグループがロールから削除されます。

CSVファイルにmemberIdカラムを指定すると、エラーとなります。

-v10.0.1 -byuserid

userIdカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにuserIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループから削除されます。

CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。