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Interstage Mobile Application Server V1.2.0 解説書
FUJITSU Software

2.1 提供機能一覧

本製品が提供する機能の一覧を以下に示します。

機能 機能概要
IMAPSサーバ クライアントを利用するユーザーの認証や、クライアントへのアプリ配布などを行うIMAPSのサーバ側の機能です。
IMAPS業務サーバ

(業務アプリケーション実行基盤)

サーバ側で動作するJava EE/ Java EE 6アプリケーションの実行環境です。クライアントと連携する業務アプリケーションを運用するサーバとして使用します。

IMAPS業務サーバは、本製品が提供するInterstage Application ServerにIMAPSのプラグインをインストールして構築します。

なお、別途購入したInterstage Application Serverを利用することもできます。

プッシュ通知 サーバからクライアントにメッセージを送信するための機能です。メッセージを通知する方法として、スマートデバイスベンダーが提供するGCM(Google Cloud Messaging for Android)、APNs(Apple Push Notification Service)、IMAPSプッシュと呼ぶ富士通独自方式の3種類をサポートしています。
双方向通信サービス 複数のクライアントの間で画像やメッセージを共有して業務を行う機能を提供します。カメラで撮影した遠隔地の状況をリアルタイムに共有するなどスマートデバイスの特長を活かした業務が実現できます。

また、サーバで動作する業務アプリケーションの情報をクライアントの双方向通信アプリケーションへリアルタイムに共有することができます。

例えば、座席予約システムの場合、サーバのデータベースにある予約の更新情報をクライアントへリアルタイムに共有することで、オペレーターは常に最新の情報を参照することができます。

アプリケーション開発ライブラリ 認証、データ暗号化などセキュアなアプリケーションを開発するためのクライアント用のライブラリを提供しています。

Java API(Android)、Objective-C(iOS)、Windows ストア アプリ用 .NET(Windows)、JavaScriptなどIMAPSがサポートしているアプリケーションの形態に対応したライブラリを提供しています。

また、本製品ではjQuery Mobileを提供しており、Webアプリケーション、ハイブリッドアプリケーション、IMAPSエージェントアプリケーションの開発に使用できます。

IMAPSエージェント IMAPSエージェントは、IMAPSアプリの実行基盤となるネイティブアプリケーションであり、Android用とiOS用があります。IMAPSエージェントでは複数のIMAPSアプリの一括管理と、セキュアなデータ管理を実現します。

IMAPSアプリはIMAPSサーバで管理され、IMAPSエージェントが動作するスマートデバイスに配信されます。

本製品が提供する機能は、以下のOSに対応しています。
表 2.1 クライアント
カテゴリ Android iOS Windows
プッシュ通知 -
双方向通信サービス ○(※1)
アプリケーション開発ライブラリ ○(※2) ○(※2) ○(※2)
IMAPSエージェント -
表 2.2 サーバ
カテゴリ サーバ
Linux Windows
IMAPSサーバ
IMAPS業務サーバ

(業務アプリケーション実行基盤)

プッシュ通知
双方向通信サービス
アプリケーション開発ライブラリ ○(※2) ○(※2)
※1 )双方向通信サービスは、クライアントのWindows向けハイブリッドアプリケーションとネイティブプリケーションに対応していません。。
※2) 2.6 アプリケーション開発ライブラリを参照ください。