ディスカバリとは、業務サーバの構成情報を採取し、CMDB(Configuration Management Database)に登録する機能です。
ディスカバリ機能で採取した構成情報は、構成アイテム(CI)としてCMDBに登録されます。
図2.1 ディスカバリの概要
採取するハードウェア・仮想環境構成情報
ディスカバリ機能では以下のハードウェア・仮想環境の構成情報を採取できます。
機器 | 項目 | 例 |
|---|---|---|
シャーシ本体 富士通 PRIMERGY BX400 S1、BX600 S2/S3、BX900 S1/S2 | プロダクト名 | BX900 |
シリアルナンバー | AA1234567890 | |
ファームウェアバージョン(注1) | 5.32 | |
ブレードサーバ 富士通 PRIMERGY BX620 S3～S6、BX920 S1～S4、BX922 S2、BX924 S2～S4、BX960 S1 | スロット番号 | 1 |
ベンダー名 | FUJITSU | |
プロダクト名 | PRIMERGY BX920 S1 | |
シリアルナンバー | BB1234567890 | |
CPU種類 | Xeon | |
周波数 | 1995 MHz | |
個数 | 2 | |
メモリサイズ | 4096 MB | |
ファームウェアバージョン(注2) | 551 | |
BIOSバージョン(注2) | 3D41 | |
OS名(注3) | VMware ESXi 5.1.0 build-1157734 |
注1) PRIMERGY BX400 S1、BX600 S2/S3ではファームウェアバージョンはディスカバリできません。
注2) PRIMERGY BX620 S3～S6ではファームウェアバージョン、BIOSバージョンはディスカバリできません。
注3) 搭載されているハイパーバイザーがVMware vSphere ESXi 5.1以降のみディスカバリできます。
機器 | 項目 | 例 |
|---|---|---|
富士通PRIMERGY RX100/RX200/RX300 S6以降、RX1330/RX2520/RX2540 M1以降 IBM System x3550 M4 HP ProLiant DL320e Gen8 v2 | プロダクト名 | PRIMERGY RX300 S7 |
シリアルナンバー | CC1234567890 | |
CPU種類(注2) | Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2609 v2 @ 2.50GHz | |
周波数(注3) | 2500 MHz | |
個数 | 2 | |
メモリサイズ | 4096 MB | |
OS名(注1) | VMware ESXi 5.1.0 build-1157734 |
注1) 搭載されているハイパーバイザーがVMware vSphere ESXi 5.1以降のみディスカバリできます。
注2) PRIMERGY RX100/RX200/RX300 S6ではCPU種類はディスカバリできません。
注3) IBM社製サーバ、HP社製サーバでは周波数はディスカバリできません。
ハイパーバイザー | 種別 | 項目 | 例 |
|---|---|---|---|
VMware vSphere ESXi | VMホスト情報 | OS名 | VMware ESXi 5.1.0 build-1021289 |
CPUコア数 | 8 | ||
MACアドレス | 60:EB:69:07:F3:xx | ||
IPアドレス | 192.168.1.12 | ||
VMゲスト情報 | 仮想マシン名 | VM001 | |
OS名 | Microsoft Windows Server 2012 (64-bit) | ||
CPUコア数 | 2 | ||
周波数(GHz) | 1.0 | ||
メモリサイズ(GB) | 2.0 | ||
MACアドレス | 60:EB:69:07:D3:xx | ||
IPアドレス | 192.168.10.122 |
ディスカバリの契機
ディスカバリは以下の契機で行われます。
定期ディスカバリ
スケジュールに従って定期的に実行されます。
手動ディスカバリ
インフラ管理者がコマンドを実行してディスカバリを行います。
インフラ管理者が事前に定義したスケジュールに従って、最新の構成情報が採取されます。
図2.2 定期ディスカバリ
インフラ管理者が、コマンドを実行してディスカバリを行い、最新の構成情報を採取します。
図2.3 手動ディスカバリ
