機能説明
管理対象サーバにインストールされているソフトウェアの情報を登録、削除、および、一覧表示します。
ディスカバリによって収集されないソフトウェア（UpdateAdvisor(ミドルウェア)に対応していないソフトウェア）を、インストール済ソフトウェアとして管理コンソールに表示するため、または、ソフトウェアのパラメーター設定を実施するために、本コマンドでインストール済ソフトウェア情報を登録します。
記述形式
【Windows】
swcfmg_installedsoftware.exe { -add -file “インストール済ソフトウェア情報ファイルのパス” [-e “文字コード”] | -delete -file “インストール済ソフトウェア情報ファイルのパス” [-e “文字コード”] | -list [-ip “IPアドレス”,… ] [ -file “出力ファイルパス”] [-e“文字コード”] [-all] } |
【Linux】
swcfmg_installedsoftware { -add -file “インストール済ソフトウェア情報ファイルのパス” [-e “文字コード”] | -delete -file “インストール済ソフトウェア情報ファイルのパス” [-e “文字コード”] | -list [-ip “IPアドレス”,… ] [ -file “出力ファイルパス”] [-e“文字コード”] [-all] } |
オプション
指定されたインストール済ソフトウェア情報ファイルに記載された内容で、インストール済ソフトウェア情報を登録します。
インストール済ソフトウェア情報ファイルはCSV形式です。インストール済ソフトウェア情報ファイルの詳細については、「4.2.2 インストール済ソフトウェア情報ファイル」を参照してください。
指定されたインストール済ソフトウェア情報ファイルに記載された内容の、インストール済ソフトウェア情報を削除します。
インストール済ソフトウェア情報ファイルはCSV形式です。インストール済ソフトウェア情報ファイルの詳細については、「4.2.2 インストール済ソフトウェア情報ファイル」を参照してください。
本コマンドで登録されたインストール済ソフトウェア情報をCSV形式で出力します。
インストール済ソフトウェアの情報を出力するサーバのIPアドレスを指定します。
本オプションが省略された場合は、全サーバのインストール済ソフトウェアの情報を出力します。
出力先のファイルを指定します。
本オプションが省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。
指定したファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。
エラーのため、ファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保証します。
本コマンドで登録された情報だけでなく、ディスカバリされた情報含めてサーバ毎のインストール済ソフトウェア情報を全て出力します。
ファイルの文字コードを指定します。
以下の文字コードが指定できます。半角英大文字で指定します。
[Windows]
SJIS
[Linux]
UTF-8
EUC
本オプションを省略した場合、本コマンドの実行環境の文字コードで動作します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
|---|---|
0 | 正常終了しました。 |
10 | パラメーター異常です。 |
20 | 指定された入出力ファイルパスのエラーです。 |
30 | 指定された文字コードに誤りがあります。 |
40 | インストール済ソフトウェア情報ファイルの読み込みに失敗しました。 |
50 | インストール済ソフトウェア情報ファイルの記述に誤りがあります。 |
100 | Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。 |
101 | 同時実行できないコマンドが実行されています。 |
102 | コマンド実行権限がありません。 |
110 | 書き込みエラーです。 |
200 | セットアップされていません。 |
255 | システムエラーです。 |
コマンド格納場所
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/bin |
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者（スーパーユーザー）のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドは同時に実行する事はできません。コマンド実行中に他のコマンドを実行すると、排他エラーとなります。
Systemwalker Software Configuration Managerが起動した状態で本コマンドを実行してください。
インストール済ソフトウェア情報ファイルに記載されているIPアドレスのサーバが管理対象サーバとしてSystemwalker Software Configuration Managerに登録されていない場合は、エラーとなります。
インストール済ソフトウェア情報ファイルに記載されているソフトウェアIDのソフトウェア情報がSystemwalker Software Configuration Managerに登録されていない場合は、エラーとなります。
インストール済ソフトウェア情報ファイルに、既に登録済のIPアドレスとソフトウェアIDの組み合わせが存在する場合、エラーとなります。
本コマンドに指定した文字コードと、ソフトウェア情報ファイルの文字コードが異なっていた場合の動作は保証しません。文字コードは一致させるようにしてください。
管理対象サーバに対するインストール済ソフトウェア情報を誤って設定した場合や、該当サーバからソフトウェアがアンインストールされた場合、本コマンドを使用してインストール済ソフトウェア情報を削除してください。
Systemwalker Software Configuration Managerに登録されている管理対象サーバが削除された場合、本コマンドを使用してインストール済ソフトウェア情報を削除してください。
インストール済ソフトウェア情報ファイルに記載されているIPアドレスのサーバが管理対象サーバとしてSystemwalker Software Configuration Managerに登録されていない場合は、エラーとなります。
インストール済ソフトウェア情報ファイルに記載されているソフトウェアIDのソフトウェア情報がSystemwalker Software Configuration Managerに登録されていない場合は、エラーとなります。
インストール済ソフトウェア情報ファイルで指定されたIPアドレスとソフトウェアIDの組み合わせで、該当のIPアドレスは存在するが、ソフトウェアIDがインストール済ソフトウェアとして設定されていない場合、エラーとなります。
本コマンドに指定した文字コードと、ソフトウェア情報ファイルの文字コードが異なっていた場合の動作は保証しません。文字コードは一致させるようにしてください。
ソフトウェア情報が登録されていない場合は、ヘッダ情報だけを出力します。
#Server name,L-platform name,IP-address,Software ID,Software name,Version,OS type,Vendor |
ソフトウェア情報ファイルに誤りがある場合は、ソフトウェア情報の登録・削除を中止します。トレースログに以下のようなエラーメッセージを出力します。
n行目の情報に誤りがあります。（原因：[原因]） |
[原因]には、以下のいずれかが出力されます。
メッセージ | 意味 |
|---|---|
Number of elements. | 該当行の要素の数を見直してください。 |
Mandatory elements are not specified. | 該当行の必須項目を入力してください。 |
The same IP-address and software id are specified in another line. | 該当行までに、同じIPアドレスとソフトウェアIDの組み合わせが記載されています。 |
The specified server does not exist. | 該当行の“IP-address”に相当するサーバが存在しません。存在するサーバのIPアドレスを指定してください。 |
The specified software does not exist. | 該当行の“Software ID”に相当するソフトウェア情報が存在しません。存在するソフトウェアIDを指定してください。 |
The installed software has already been registered. | 該当行のソフトウェア情報は、既に登録されています。 管理対象サーバを再登録した場合、前回登録したインストール済ソフトウェア情報が残っている可能性があります。その場合、-listオプションでインストール済ソフトウェア情報を確認し、対象のインストール済ソフトウェア情報を削除してから再度登録してください。 |
The specified installed software does not exist. | 該当行のIPアドレスとソフトウェアIDの組み合わせではインストール済ソフトウェア情報として登録されていません。 |
使用例
登録
【Windows】
swcfmg_installedsoftware.exe -add -file C:\work\installedsoftwareinfo.csv |
【Linux】
swcfmg_installedsoftware -add -file /tmp/installedsoftwareinfo.csv |
削除
【Windows】
swcfmg_installedsoftware.exe -delete -file C:\work\installedsoftwareinfo.csv |
【Linux】
swcfmg_installedsoftware -delete -file /tmp/installedsoftwareinfo.csv |
一覧表示
【Windows】
swcfmg_installedsoftware.exe -list -file C:\work\installedsoftwareinfo.csv |
【Linux】
swcfmg_installedsoftware -list -file /tmp/installedsoftwareinfo.csv |
実行結果/出力形式
一覧表示
#Server name,L-platform name,IP-address,Software ID,Software name,Version,OS type,Vendor Server01,L-Platform01,10.10.10.11,UDP000001,ABCDE-Software,1.0,Windows,ABCDE Company Server01,L-Platform01,10.10.10.11,UDP000002,FGHIJ-Software,1.0,Windows,ABCDE Company Server02,L-Platform02,10.10.10.12,UDP000001,ABCDE-Software,1.0,Windows,ABCDE Company
ソフトウェア情報の出力を開始します。 ソフトウェア情報の出力が終了しました。
なお、出力したCSVファイルの先頭行には、以下のヘッダ情報が付加されます。
#Server name,L-platform name,IP-address,Software ID,Software name,Version,OS type,Vendor
