CSまたはDSでの設定変更操作
CSまたはDSがインストールされているPCのIPアドレスの設定変更(設定変更には変更、追加、および削除を含みます)を行う場合は、IPアドレスの設定変更を行うPCのサービス「ITBudgetMGR(INV)」を停止してから行うようにしてください。
また、サービスを停止するときは、処理中のインベントリ情報ファイルが存在しないことを確認してから停止してください。未処理のインベントリ情報ファイルが残っていた場合、正常にデータが取り込まれなくなります。
処理中のインベントリ情報ファイルは以下のフォルダに拡張子が「.cmp」で格納されるので、フォルダにファイルが存在しないことを確認してください。
なお、CSがインストールされているPCのIPアドレスの変更は、CS導入時のサーバ環境設定画面の「ホスト名」にFQDN形式、またはWindowsのホスト名を指定した場合のみ行えます。IPアドレスで指定した場合は変更できません。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbinv\ardus\work\IPアドレス |
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbinv\ardus\work\10.20.30.40\1234+CT01+DS01.example.com.cmp |
なお、サービスを停止せずにIPアドレスの設定変更を行った場合や、未処理のインベントリ情報が残ったままIPアドレスの設定変更を行った場合は、以下の手順でインベントリ情報の再収集を行ってください。
IPアドレスの設定変更を行ったPCの「ITBudgetMGR(INV)」サービスを一度停止して、再起動します。
メインメニューから[環境設定]-[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]を表示し、IPアドレスの設定変更を行ったPCを選択します。
[最新の情報に更新]ボタンをクリックします。
ACでの設定変更操作
AC側で定義しているCSのホスト名の設定値の見直しが必要となります。既に設定している値がホスト名の指定で、変更後のIPアドレスが名前解決できるホスト名の場合には、本操作は不要となります。
ACでの設定変更の手順は、“インストール後に接続先サーバの設定を変更する”を参照してください。
ADTでの設定変更操作
ADT側で定義している接続先のサーバ名の設定値の見直しが必要となります。既に設定している値がホスト名の指定で、変更後のIPアドレスが名前解決できるホスト名の場合には、本操作は不要となります。
設定変更の手順は、以下となります。
ADTをインストールしたPCの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol ADT]-[自動検知のスケジュール設定]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Patrol ADT]-[自動検知のスケジュール設定]を選択します。
[自動検知のスケジュール設定]画面が表示されます。
接続先のサーバ名を、変更後のIPアドレスに変更するか、変更後のIPアドレスと同一となるホスト名に変更してください。
SSでの設定変更操作
SSがインストールされているPCのIPアドレスの設定変更を行う場合の設定変更手順は、以下となります。
下記のAndroid端末を管理している場合の設定とiOS端末を管理している場合の設定の両方を行ってください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
HTTPS通信を行っている場合は、“2.9.1.2 インターネットサイトからダウンロードする場合”にしたがって設定を行ってください。
ただし、導入時と同じ認証局を使用する場合は、swss_importcert.exeで認証局証明書(中間認証局証明書)の登録は行わないでください。この手順は、iOS端末を管理している場合と共通です。iOS端末も管理している場合には、一度だけ実行してください。
Systemwalker Desktop Patrolが停止している場合は、SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
Android端末の利用者に企業内サーバ用URLまたは、インターネット用URLを通知してください。
URLを通知された利用者は通知内容に従って、スマートデバイス用CT(Android)の設定を行ってください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
swss_config.exeコマンドで、iOS端末から接続するサーバもしくはリバースプロキシの設定を行ってください。指定するオプションは、/iOS.connect.hostです。
“2.9.1.2 インターネットサイトからダウンロードする場合”にしたがって設定を行ってください。
ただし、導入時と同じ認証局を使用する場合は、swss_importcert.exeで認証局証明書(中間認証局証明書)の登録は行わないでください。この手順は、Android端末を管理している場合と共通です。Android端末も管理している場合には、一度だけ実行してください。
Systemwalker Desktop Patrolが停止している場合は、SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
“2.10 スマートデバイス用CT(iOS)をインストールする”でインストールした、CA証明書(サーバ)、CA証明書(クライアント)、MDMプロファイルをアンインストールしてください。
“2.10 スマートデバイス用CT(iOS)をインストールする”にしたがって、再度、スマートデバイス用CT(iOS)のインストールを実施してください。