ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド
FUJITSU Software

3.3.2 資産を退避する

ユーザー資産である設定情報、集計結果情報、およびログ情報のうち、ログ情報はデータ転送コマンドの出力結果がそのまま退避データとなります。集計結果情報は退避する必要はありません。ここでは、設定情報を退避するためのバックアップコマンドを使用します。

3.3.2.1 バックアップコマンドを使用する

Systemwalker Desktop Keeperログアナライザが提供するバックアップコマンドによって、データベースに蓄積されているデータを操作する方法について説明します。
バックアップコマンドには、スケジューラの機能は含んでいません。スケジューラの機能を使用する場合は、OSに標準で提供されている「タスク」の機能を使用するか、ARCserveなどのスケジューラ機能ソフトウェアを使用してください。なお、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合、管理者権限で実行する必要があるので、注意してください。

注意

バックアップコマンド使用時に考慮すべきことについて

【本コマンドの使用可能レベルについて】

V15.0.0以降で使用できるコマンドです。異なるバージョンで構築された環境で使用した場合の動作は保証しておりません。

【出力先のディスク容量について】

退避ファイルの出力先として指定するディスクは、容量に十分余裕のあるディスクを使用してください。

【Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合の実行権限について】

Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合、バックアップコマンドを実行する場合は管理者権限が必要です。Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオン後、実行してください。

【コマンドプロンプトのコマンド拡張機能を有効にしてください】

バックアップコマンドを実行するためには、コマンドプロンプトのコマンド拡張機能が有効になっている必要があります。
なお、コマンド拡張機能は、初期設定では有効になっています。コマンドプロンプトより「echo %CMDEXTVERSION%」を実行し、その結果が2以上の場合は有効と確認できます。

【バックアップのタイミング】

原則として設定変更後に速やかにバックアップを行ってください。バックアップ前に消失したデータについては退避・復元できません。

バックアップコマンド格納先:

[ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV
例) C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\LogAnalyzer\Server\bin\SWDTLAENV

コマンド名

行える操作

LADBBKRS.BAT

3.3.1 概要および退避対象資産”の“設定情報”に記述されているすべてのテーブルを、テーブルごとにCSVファイルとして退避することができます。

コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“LADBBKRS.BAT(ログアナライザ設定情報退避・復元)”を参照してください。

バックアップを実行する

バックアップコマンドの使用方法については、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“LADBBKRS.BAT(ログアナライザ設定情報退避・復元)”を参照してください。

注意

実行時にはログアナライザを使用しないでください
退避・復元を行う前には、Webコンソール、レポート出力ツール、データ移入コマンド、ユーザー管理コマンドなどログアナライザの機能を使用しないでください。