認識方法とコンテンツの検討

Interstage AR Processing Serverでは、ARマーカー、位置情報などの認識情報を利用することで様々な重畳表示を行います。そのため、どの認識情報に対して、[どのようなコンテンツ]を表示するのかなど、認識対象に合わせて検討してください。

認識方法は何を利用するか
Interstage AR Processing Server が提供している認識方法の中から、業務でどれを（もしくは複数）を使うかを検討してください。
現場にてARマーカーを貼ることが可能か、貼るとすればどの場所か
ARマーカーを利用して重畳表示を行う場合、重畳表示の対象となる現物にARマーカーを貼る場所はあるか、利用者が対象にスマートデバイスをかざすことが可能か、などを検討してください。
重畳表示したいコンテンツは何か
利用者に対して、迅速もしくは現物に重ね合わせて表示させたいコンテンツは何か、またそのデータが存在しているか、などを検討してください。

例

表 2.2 対象業務決定の例
No	対象業務	業務内容	AR対象	コンテンツ
1	温度点検業務	各棟に合計8か所設置してある水圧機の圧力、流量、温度などに異常がないか、毎日朝と夜の二回点検する。	温水器（ARマーカー）バルブ機器内部温度計	作業手順入力フィールド連絡事項前回の点検結果
2	施設案内業務	工場見学に来た顧客に対し、施設内を案内する	1号館（位置情報） 2号館（位置情報）	施設案内

2.2.1 認識方法とコンテンツの検討