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Interstage AR Processing Server V1.1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

1.3 バーコードについて

Interstage AR Processing Serverが提供するバーコード認識について説明します。

対応フォーマット
  • QRコード
  • UPC A
  • UPC E
  • EAN 8
  • EAN 13
画像認識に必要な照度
50lx 以上
同時認識数
同時認識はできません。
認識性能
バーコードを利用した場合の認識性能について説明します。前提条件は以下の通りです。
  • バーコード本体の大きさ: 長辺が5cm
  • 1フレームの画像サイズ: 640pixel×480pixel
  • 照度: 400~500lx
バーコードを利用する場合は正面から認識することを推奨します。
表 1.2 バーコードを利用した場合の認識距離
対応フォーマット 最小認識距離 最大認識距離
QRコード 70mm         300mm
UPC A 150mm
UPC E 300mm
EAN 8 250mm
EAN 13 120mm

注意

  • 富士通製スマートデバイスで測定した結果です。認識性能は、使用するスマートデバイス搭載のカメラの性能・使用環境・バーコードの印刷品質に依存します。そのため、事前に使用予定のスマートデバイスを用いて確認を行ってください。
  • 利用するバーコードは、各バーコードのフォーマットの仕様を満たすようにしてください。
  • 非常用漢字など一部の文字は、?など別の文字になる場合があります。
  • QRコードはバージョン(セル数)により認識精度が異なります。認識性能についてはバージョン5(37×37)での実測値です。バージョン1~バージョン10の範囲での利用を推奨します。
  • バーコード(UPC A、 UPC E、EAN 8、EAN 13)を認識する際は上下の向きがスマートデバイスと同じになるようにかざしてください。
  • EAN 13のバーコードは、バーコードIDの先頭の数字が0の場合、認識エンジンの仕様によりUPC Aと判断されます。このため、バーコードIDの先頭の数字が0の場合は、認識モードのUPC AをONにして認識操作を行ってください。