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Interstage List Creator V10.4.0 Navigator連携機能編
FUJITSU Software

4.4 Navigator連携機能固有の情報詳細

書式

dd_server=<Navigator サーバ名>

説明

使用するInterstage Navigator Serverが稼動しているサーバのホスト名を指定します。ホスト名がわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

省略時

エラーとなります。

書式

dd_user=<Navigator 接続ユーザ名>

説明

使用するInterstage Navigator Serverに接続するユーザ名を指定します。ユーザ名は、Interstage Navigator Serverの管理者によってユーザに割り当てられます。ユーザ名がわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

省略時

エラーとなります。

書式

dd_pwd=<Navigator 接続パスワード>

説明

使用するInterstage Navigator Serverに接続する際のパスワードを指定します。パスワードがわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

省略時

エラーとなります。

書式

dic_pwd=<データベース接続パスワード>

説明

Interstage Navigator Serverに辞書用ユーザのパスワード情報を登録していない場合に、辞書データベースに接続するためのパスワードを指定します。パスワードがわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

特記事項

以下の場合、dic_pwdを指定しても無視されます。

  • 辞書データベースの種別がSymfowareの場合

  • 辞書データベースに接続するためのユーザ名とパスワードがInterstage Navigator Serverに登録されている場合

書式

ds_type= ORACLE| SQLSERVER | ODBC | SYMFO_OTHERSITE | SHUNSAKU

説明

Interstage Navigator Serverのデータソースの種別を指定します。

設定値

説明

ORACLE

データソースとしてOracleを利用する場合に指定します。

SQLSERVER

データソースとしてSQL Serverを利用する場合に指定します。

ODBC

データソースとしてODBCドライバで接続したデータベースを利用する場合に指定します。

SYMFO_OTHERSITE

dd_serverで指定するサーバとは別のサーバのSymfowareをデータソースとして利用する場合に指定します。

SHUNSAKU

データソースとしてShunsakuを利用する場合に指定します。

特記事項

dd_serverで指定するサーバのSymfowareをデータソースとして利用する場合はds_typeを省略してください。

書式

ds_resource=<データソース名>

説明

接続したいデータソース名を指定します。Interstage Navigator Serverの辞書データベースとは別のデータベースにあるデータを利用する場合に指定します。データソース名がわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

特記事項

以下の場合、ds_resourceを指定しても無視されます。

  • ds_typeを省略した場合

書式

ds_user=<データソース接続ユーザ名>

説明

dd_resourceで指定したデータソースに接続するためのユーザ名を指定します。ユーザ名がわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

特記事項

以下の場合、dd_userを指定しても無視されます。

  • ds_typeにSHUNSAKUを指定した場合

  • ds_typeを省略した場合

書式

ds_pwd=<データソース接続パスワード>

説明

ds_resourceで指定したデータソースに接続するためのパスワードを指定します。パスワードがわからない場合は、Interstage Navigator Serverの管理者に問い合わせてください。

特記事項

以下の場合、dd_pwdを指定しても無視されます。

  • ds_typeがSHUNSAKUの場合

  • ds_typeを省略した場合

書式

dd_condition=[フレーム識別子]:条件項目の名前:[項目識別番号]:条件式

説明

List Creator デザイナでNavigator連携機能を使って定義した帳票定義情報に設定されている検索条件を動的に変更する場合に指定します。

フレーム識別子

データ取得条件を変更するデータフィールド一覧シートの名前を指定します。フリーフレーム形式の場合はフレーム名、集計表形式でRH(レポート頭書き)パーティションと対応するデータフィールド一覧シートの場合は「RH」と指定します。伝票形式、カード形式、タックシール形式、矩形繰返し形式の場合、集計表形式でRH(レポート頭書き)パーティション以外の領域と対応するデータフィールド一覧シートの場合は何も指定しません。

例1:
フリーフレーム形式の帳票をList Creator デザイナで設計中に、データフィールド一覧シート“FRM001”が選択された状態で起動したレイアウト指定(データベースの項目指定)画面の条件フィールドに指定した項目“店舗名”の検索条件を変更する場合

  dd_condition=FRM001:店舗名:0:'神奈川支店'

例2:
集計表形式の帳票をList Creator デザイナで設計中に、データフィールド一覧シート“RH”が選択された状態で起動したレイアウト指定(データベースの項目指定)画面で条件フィールドに指定した項目“店舗名”の条件を変更する場合

  dd_condition=RH:店舗名:0:'神奈川支店'

例3:
伝票形式の帳票をList Creator デザイナで設計中に、レイアウト指定(データベースの項目指定)画面で条件フィールドに指定した項目“店舗名”の条件を変更する場合

  dd_condition=:店舗名:0:'神奈川支店'
条件項目の名前

List Creator デザイナでNavigator連携機能のデータフィールドビューから起動するレイアウトの指定(データベースの項目指定)画面で条件フィールドに検索条件として指定した項目の名前を指定します。ただし、名前に「:」が含まれている項目を指定しないでください。

項目識別番号

「条件に指定した項目の名前」で指定した項目と同じ名前の項目が、レイアウトの指定(データベースの項目指定)画面の条件フィールドに登録されている場合に、対象とする項目を特定するために指定します。レイアウトの指定(データベースの項目指定)画面は、List Creator デザイナでNavigator連携機能を使って帳票を設計する場合に、データフィールドを選択するための画面です。
レイアウトの指定(データベースの項目指定)画面の条件フィールドで、同じ名前の項目のうち画面の左側から最初に出現したものを0番として項目識別番号を指定します。省略すると、「0」が指定されたものとして動作します。

条件式

検索方法を指定します。条件式は「一致指定」、「範囲指定」、「NULL指定」の三種類があります。
「一致指定」、「範囲指定」、「NULL指定」は組み合わせて指定することができます。条件を組み合わせる場合、「,」で区切って指定します。組み合わせた条件の関係は論理和(OR)になります。ただし、NOT NULLは他の条件と組み合わせることはできません。

    例:dd_condition=FRM001:店舗名:0:'0,1',GE 4 AND LE 10
     (値0、1、4~10を検索します)

以下に「一致指定」、「範囲指定」、「NULL指定」の3つの条件式について説明します。

一致指定

条件に一致するデータを検索する方法には以下の4つがあります。

表4.2 データ取得条件(一致条件)

条件式

検索方法

'X'

指定された文字列と完全に一致するデータを検索します。

'X'%

先頭の文字列が指定された文字列と一致するデータを検索します。

%'X'

末尾の文字列が指定された文字列と一致するデータを検索します。

%'X'%

指定された文字列と一部が一致するデータを検索します。

  ・ 検索キーとなる文字列を「X」で表現しています。
  ・ 検索キーは必ず「'」で囲んで指定してください。
  ・ 数値型のデータに対して条件を設定する場合は、完全一致「'X'」のみ指定できます。
  ・ 複数の検索キーを指定する場合、「,」で区切って指定してください。
       例1:'ABC,DEF'(ABC、DEFを検索します)
       例2:'ABC,DEF'%(文字列の先頭がABC、またはDEFである文字列を検索します)
  ・ 一致しないデータを対象とする場合、「NOT」命令を使用してください。「NOT」と検索キーの間は半角空白で1文字
     以上空けてください。
       例:NOT 'ABC'(文字列がABC以外のデータを検索します)
  ・ 検索キー「X」には「'」「,」「_」「_」「%」「%」を含む文字列を使用することはできません。
範囲指定

範囲を指定して数値データを検索する方法には以下の4つがあります。

表4.3 データ取得条件(範囲指定)

条件式

意味

LT X

X未満の値を検索します。

LE X

X以下の値を検索します。

GT X

Xより大きい値を検索します。

GE X

X以上の値を検索します。

  ・ 検索キーとなる数値を「X」で表現しています。
  ・ 範囲指定の条件式は組み合わせて指定することができます。範囲指定の条件式を組み合わせる場合、空白と論理
     演算子で区切って条件式を指定します。論理演算子には論理積を表す「AND」、論理和を表す「OR」が利用できます。
     また、3つ以上の範囲指定の条件式を組み合わせることはできません。
       例1:GE 4 AND LT 10(4以上10未満の数値を検索します)
       例2:LT 4 OR GT 10(4未満と10より大きい数値を検索します)
  ・ 範囲指定の条件式の組み合わせで、同じ条件式の組み合わせ、LT、LEの組み合わせ、GT、GEの組み合わせは
     エラーとなります。
NULL指定

値が無いレコードを検索します。

表4.4 データ取得条件(NULL指定)

条件式

意味

NULL

NULL値を検索します。

  ・ NULL値以外のデータを検索する場合、「NOT」命令を使用してください。「NOT」と「NULL」の間は半角空白で1文字
     以上空けてください。
       例:NOT NULL
特記事項
  • dd_conditionは複数回指定することができます。

  • dd_conditionを複数回指定した場合、それぞれのdd_conditionで指定した条件の結合方法は、このオプションで動的に変更することはできません。List Creator デザイナで帳票を設計する段階にレイアウトの指定(データベースの項目指定)画面の[条件のAND/OR編集]ダイアログボックスであらかじめ設定してください。

  • フレーム識別子、条件項目の名前、項目識別番号がそれぞれ等しいdd_conditionが複数回指定された場合、最後の設定が有効になります。