[PM-PDF]
[PM-PDF]
PDF操作コマンド用PDF文書情報ファイルの宣言です。
この宣言以降のキーワードとその定義が有効になります。したがって、PDF操作を行ういずれのキーワードよりも先に宣言してください。
省略できません。
このキーワードを複数回使用した場合は、最初の宣言以外は無効となります。
このキーワードはPDF操作コマンドでのみ使用可能です。
このキーワードを帳票出力用時に使用するPDF文書情報ファイルに使用しても無効となります。
PDF-AES
PDF-AES=ON | OFF
PDFをAES暗号で暗号化します。
AES暗号で暗号化します。
RC4暗号で暗号化します。
ただし、PDF-KEY128=ONを設定していない場合、このキーワードは無効になります。
例) PDF-AES=ON
OFF
ON、OFF以外を指定した場合、エラーとなります。
Adobe Acrobat 6.0以前およびAdobe Reader 6.0以前では機能しません。Adobe Acrobat 7.0以降またはAdobe Reader 7.0以降をお使いください。
PDF-ANOTATE
PDF-ANOTATE=ON | OFF
PDFのセキュリティ情報として、注釈、フォームフィールドの追加、変更の許可/不許可を設定/取得します。
注釈、フォームフィールドの追加、変更を不許可とします。
注釈、フォームフィールドの追加、変更を許可とします。
ただし、PDF-KEY128=ONを設定している場合、このキーワードは無効になります。注釈およびフォームフィールドのセキュリティ設定を行うには、PDF-MODIFY=ADDANNOTを設定してください。
例) PDF-ANOTATE=ON
設定時:セキュリティ情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
取得時:PDFファイルにセキュリティが設定されていない場合、PDF-ANOTATE=OFFと出力されます。
本キーワードは設定と取得が可能です。
セキュリティ情報設定時にON、OFF以外を指定した場合、エラーとなります。
ONを指定するときは、必ずPDF-SECUPWDでセキュリティ情報の変更に必要なパスワードを設定してください。パスワードの設定を行わない場合、指定したセキュリティが有効にならないことがあります。
PDF-AUTHOR
PDF-AUTHOR=<改行コードを含む256バイト以内の文字列>
PDFの文書情報の作成者を記述します。
PDF操作コマンドで本キーワードを使用した場合、作成者の設定と取得が行えます。
Acrobat Reader 4.0の[ファイル]-[文書情報]-[一般](Acrobat Reader 5.0またはAdobe Reader 6.0以降の場合は、[ファイル]-[文書のプロパティ]-[概要]、Adobe Reader 8.0以降の場合は、[ファイル]-[プロパティ]-[概要])で参照が可能です。256バイト以上の文字列を記述した場合、Adobe Readerでファイルが正しく開かない場合があります。
例) PDF-AUTHOR=○○株式会社
設定時:文書情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
取得時:PDFファイルに作成者が設定されていない場合、[値]が設定されません。
例) PDF-AUTHOR=
本キーワードは設定と取得が可能です。
PDF-CREATIONDATE
PDF-CREATIONDATE=D:YYYYMMDDHHmmSSOHH'mm'
PDF作成環境のローカル時間で、作成“年”を出力します。
PDF作成環境のローカル時間で、作成“月”を出力します。
PDF作成環境のローカル時間で、作成“日”を出力します。
PDF作成環境のローカル時間で、作成“時”を出力します。
PDF作成環境のローカル時間で、作成“分”を出力します。
PDF作成環境のローカル時間で、作成“秒”を出力します。
+ : PDF作成環境のローカル時間が世界時に対して+の時差であることを示します。
- : PDF作成環境のローカル時間が世界時に対して-の時差であることを示します。
Z : PDF作成環境のローカル時間と世界時との時差がないことを示します。
PDF作成環境のローカル時間とUTとの時差の絶対値を“時間”と“分”で出力します。
例)作成日時が日本時間の2008年3月21日の正午の場合
PDF-CREATIONDATE=D:20080321120000+09'00'
本キーワードは取得のみで設定は行えません。文書情報設定時に本キーワードが使用されていても無効となります。
PDFファイルが新規に生成された時間が設定されます。
pmfmergeコマンドの-oオプション、pmsecinfコマンドの-oオプション、pmdocinfコマンドの-oオプション、pmfsplitコマンド使用時に設定した出力PDFファイルに対しても、各コマンドでPDFファイルが新規に生成された時間が設定されます。
PDF-CREATOR
PDF-CREATOR=<改行コードを含む256バイト以内の文字列>
PDFファイルを作成した文書作成アプリケーション名を出力します。
例) PDF-CREATOR=List Designer
本キーワードは取得のみで設定は行えません。文書情報設定時に本キーワードが使用されていても無効となります。
入力したPDFに文書作成アプリケーション名が設定されていない場合、[値]が設定されません。
例) PDF-CREATOR=
List Creatorの帳票出力インタフェースを使用して作成したPDFファイルには、文書作成アプリケーション名は設定されていません。
PDF-KEY128
PDF-KEY128=ON | OFF
暗号化キー長を128bitとして暗号化を行います。
128bitでは、「PDF-PRINT」、「PDF-MODIFY」、「PDF-SELECT」の拡張機能を使用することができます。
暗号化キー長を40bitとして暗号化を行います。
例) PDF-KEY128=ON
設定時:セキュリティ情報設定時には省略できません。
取得時:セキュリティが設定されていない場合、本キーワードは出力されません。
本キーワードは設定と取得が可能です。
ON、OFF以外を指定した場合、エラーとなります。
Acrobat 4.0およびAcrobat Reader 4.0では機能しません。Acrobat 5.0以降またはAcrobat Reader 5.0以降をお使いください。
40bit暗号化、128bit暗号化のいずれの場合でも、ユーザーが指定するパスワード文字列の長さは、32バイト以内となります。
PDF-MODDATE
PDF-MODDATE=D:YYYYMMDDHHmmSSOHH'mm'
PDF操作環境のローカル時間で、更新“年”を出力します。
PDF操作環境のローカル時間で、更新“月”を出力します。
PDF操作環境のローカル時間で、更新“日”を出力します。
PDF操作環境のローカル時間で、更新“時”を出力します。
PDF操作環境のローカル時間で、更新“分”を出力します。
PDF操作環境のローカル時間で、更新“秒”を出力します。
+ : PDF操作環境のローカル時間が世界時に対して+の時差であることを示します。
- : PDF操作環境のローカル時間が世界時に対して-の時差であることを示します。
Z : PDF操作環境のローカル時間と世界時との時差がないことを示します。
PDF操作環境のローカル時間とUTとの時差の絶対値を“時間”と“分”で出力します。
例)更新日時が日本時間の2008年3月21日の正午の場合
PDF-MODDATE=D:20080321120000+09'00'
本キーワードは取得のみで設定は行えません。文書情報設定時に本キーワードが使用されていても無効となります。
入力したPDFに更新日付が設定されていない場合、[値]が設定されません。
例) PDF-MODDATE=
List Creatorの帳票出力インタフェースとPDF操作コマンドを使用して作成したPDFファイルには、更新日時は設定されていません。
PDF-MODIFY
PDF-MODIFY=ON | OFF | ASMONLY | FFFILL | ADDANNOT
Acrobatのセキュリティ情報として文書の変更の許可/不許可を設定/取得します。
文書の変更を不許可とします。
文書の変更を許可とします。
PDF-KEY128=ON 設定時はさらに以下の設定が有効になります。
文書アセンブリのみ許可します。
フォームフィールドの入力または署名を許可します。
注釈作成、フォームフィールドの入力または署名を許可します。
設定の様式は下表のようになります。
文書の変更 | 注釈とフォームフィールドの作成 | フォームフィールドの入力または著名 | 文書アセンブリ | |
---|---|---|---|---|
ON | × | × | × | × |
OFF | ○ | ○ | ○ | ○ |
ASMONLY | × | × | × | ○ |
FFFILL | × | × | ○ | × |
ADDANNOT | × | ○ | ○ | × |
○:変更可
×:変更不可
例) PDF-MODIFY=ON
設定時:セキュリティ情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
取得時:PDFファイルにセキュリティが設定されていない場合、PDF-MODIFY=OFFと出力されます。
本キーワードは設定と取得が可能です。
ON、OFF、ASMONLY、FFFILL、ADDANNOT以外を指定した場合、エラーとなります。さらに、PDF-KEY128=ONを設定していないときに、ASMONLY、FFFILL、ADDANNOTを指定するとエラーとなります。
OFF以外を指定するときは、必ずPDF-SECUPWDでセキュリティ情報の変更に必要なパスワードを設定してください。パスワードの設定を行わない場合、指定したセキュリティが有効にならないことがあります。
Acrobat 4.0およびAcrobat Reader 4.0では機能しません。Acrobat 5.0以降またはAcrobat Reader 5.0以降をお使いください。
PDF-NOENCMETA
PDF-NOENCMETA=ON | OFF
PDFファイルに文書情報から生成したメタデータを埋め込むときに、メタデータを暗号化するかどうかを指定します。
メタデータを暗号化しません。
メタデータを暗号化します。
例) PDF-NOENCMETA=ON
OFF
ON、OFF以外を指定した場合、エラーとなります。
PDF-KEY128=ONを設定している、かつ、PDFファイルがメタデータを含む場合のみ有効となります。
PDF-KEY128=ONが設定されていない、または、PDFファイルがメタデータを含まない場合、このキーワードの指定は無視されます。
PDF-OPENPWD
PDF-OPENPWD=<32バイト以内の文字列>
Adobe ReaderでPDFファイルを開く際に必要なパスワードを記述します。
半角の英数字/記号以外を記述した場合Adobe Readerでファイルが正しく開かない場合があります。
例) PDF-OPENPWD=abcdefg&12345
オープンパスワードが設定されません。
本キーワードは設定のみで取得は行えません。セキュリティ情報取得時には、本キーワードは出力されません。
セキュリティ情報設定時に、このキーワードとPDF-SECUPWDに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定すると、セキュリティオプションの設定が変更される場合があります。
セキュリティ情報設定時に[値]を省略した場合、エラーとなります。
PDF-PAGECNT
PDF-PAGECNT=<総ページ数>
PDF文書の総ページ数を出力します。
10進の正値を半角の数字で出力します。
例) PDF-PAGECNT=5
本キーワードは取得のみで設定は行えません。文書情報設定時に本キーワードが使用されていても無効となります。
PDF-PRINT
PDF-PRINT=ON | OFF | LOWRESO
PDFのセキュリティ情報としてプリントの許可/不許可を設定/取得します。
プリントを不許可とします。
プリントを許可とします。
低解像度のみのプリントが許可されます(PDF-KEY128=ON 設定時のみ有効)。
例) PDF-PRINT=ON
設定時:セキュリティ情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
取得時:PDFファイルにセキュリティが設定されていない場合、PDF-PRINT=OFFと出力されます。
本キーワードは設定と取得が可能です。
ON、OFF、LOWRESO以外を指定した場合、エラーとなります。
PDF-KEY128=ONを設定していないときに、LOWRESOを指定すると、エラーとなります。
OFF以外を指定するときは、必ずPDF-SECUPWDでセキュリティ情報の変更に必要なパスワードを設定してください。パスワードの設定を行わない場合、指定したセキュリティが有効にならないことがあります。
Acrobat 4.0およびAcrobat Reader 4.0では機能しません。Acrobat 5.0以降またはAcrobat Reader 5.0以降をお使いください。
PDF-PRODUCER
PDF-PRODUCER=<改行コードを含む256バイト以内の文字列>
PDFファイルを変換したアプリケーション名を出力します。
例) PDF-PRODUCER=List Creator
本キーワードは取得のみで設定は行えません。文書情報設定時に本キーワードが使用されていても無効となります。
List Creatorの帳票出力インタフェースを使用して作成したPDFファイルを参照した場合、
PDF-PRODUCER=List Creator
と出力されます。
PDF操作コマンドにて新たに生成したPDFファイルを参照した場合、
PDF-PRODUCER=PDFManipulator
と出力されます。
PDF-SECUPWD
PDF-SECUPWD=<32バイト以内の文字列>
Acrobatでセキュリティ情報を変更する際に必要なパスワードを記述します。
半角の英数字/記号以外を記述した場合、Adobe Readerでファイルが正しく開かない場合があります。
アルファベットの大文字/小文字は区別されます。
例) PDF-SECUPWD=ABCDEFG#67890
セキュリティ情報パスワードが設定されません。
本キーワードは設定のみで取得は行えません。セキュリティ情報取得時には、本キーワードは出力されません。
セキュリティ情報設定時に、このキーワードとPDF-OPENPWDに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定すると、セキュリティオプションの設定が変更される場合があります。
セキュリティ情報設定時に[値]を省略した場合、エラーとなります。
PDF-SELECT
PDF-SELECT=ON | OFF | ACCESSIBILITY | COPY+EXTRACT
PDFのセキュリティ情報としてテキストとグラフィックスの選択の許可/不許可を設定します。
テキストとグラフィックスの選択を不許可とします。
テキストとグラフィックスの選択を許可とします。
PDF-KEY128=ON 設定時はさらに以下の設定が有効になります。
アクセシビリティを許可します。
内容のコピー・抽出を許可します。
例) PDF-SELECT=ON
設定時:セキュリティ情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
取得時:PDFファイルにセキュリティが設定されていない場合、PDF-SELECT=OFFと出力されます。
本キーワードは設定と取得が可能です。
ON、OFF、ACCESSIBILITY、COPY+EXTRACT以外を指定した場合、エラーとなります。
さらに、PDF-KEY128=ONを設定していない場合、ACCESSIBILITY、COPY+EXTRACTを指定するとエラーとなります。
OFF以外を指定するときは、必ずPDF-SECUPWDでセキュリティ情報の変更に必要なパスワードを設定してください。パスワードの設定を行わない場合、指定したセキュリティが有効にならないことがあります。
Acrobat 4.0およびAcrobat Reader 4.0では機能しません。Acrobat 5.0以降またはAcrobat Reader 5.0以降をお使いください。
PDF-SUBTITLE
PDF-SUBTITLE=<改行コードを含む256バイト以内の文字列>
PDFの文書情報のサブタイトルを記述します。
PDF操作コマンドで本キーワードを使用した場合、サブタイトルの設定と取得が行えます。
Acrobat Reader 4.0の[ファイル]-[文書情報]-[一般](Acrobat Reader 5.0またはAdobe Reader 6.0以降の場合は、[ファイル]-[文書のプロパティ]-[概要]、Adobe Reader 8.0以降の場合は、[ファイル]-[プロパティ]-[概要])で参照が可能です。
256バイト以上の文字列を記述した場合、Adobe Readerでファイルが正しく開かない場合があります。
例) PDF-SUBTITLE=この文書はインストールに必要な情報です。
文書情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
本キーワードは設定と取得が可能です。
入力したPDFにサブタイトルが設定されていない場合、[値]が設定されません。
例) PDF-SUBTITLE=
PDF-TITLE
PDF-TITLE=<改行コードを含む256バイト以内の文字列>
PDFの文書情報のタイトルを記述します。
PDF操作コマンドで本キーワードを使用した場合、タイトルの設定と取得が行えます。
Acrobat Reader 4.0の[ファイル]-[文書情報]-[一般](Acrobat Reader 5.0またはAdobe Reader 6.0以降の場合は、[ファイル]-[文書のプロパティ]-[概要]、Adobe Reader 8.0以降の場合は、[ファイル]-[プロパティ]-[概要])で参照が可能です。
256バイト以上の文字列を記述した場合、Adobe Readerでファイルが正しく開かない場合があります。
例) PDF-TITLE=PDF変換機能インストールガイド
文書情報設定時に本キーワードを省略した場合、元のPDFファイルと同じ設定となります。
本キーワードは設定と取得が可能です。
入力したPDFにタイトルが設定されていない場合、[値]が設定されません。
例) PDF-TITLE=