Solaris版 List Worksでは、富士通ホスト帳票をファイル転送運用で登録する場合、ユーザ出口コマンド(listext) を利用することにより、パラメタファイルに設定した各印刷データの配信連携情報を利用して登録することができます。
ユーザ出口コマンドは以下の場合に作成します。
複数の印刷データを1個のファイルで転送するため(複数のI制御レコードが存在し、それぞれのI制御レコードの属性を有効にして登録したいため)、分割して登録する場合
印刷データの内容を解析して、帳票情報を付加する場合
印刷データの内容を更新する場合
なお、ユーザ出口コマンドを登録すると、配信連携マスタファイルと配信連携定義ファイルで登録した情報は使用されません。ユーザ出口コマンドで指定するパラメタファイルおよび配信連携情報の情報が使用されます。
受信フォルダの振り分け定義を有効にしている場合は、ユーザ出口コマンドによる振り分けは無効となります。
手順 | 説明 | 参照先 |
---|---|---|
1 | ユーザ出口コマンド(listext)の作成 | 利用者が作成するユーザ出口コマンド(listext)の仕様については、“listextコマンドのインタフェース”を参照してください。 |
2 | ユーザ出口コマンドをシステムディレクトリに登録 | システムディレクトリの作成については、“セットアップガイド”を参照してください。 |
3 | サーバ動作環境ファイルの「UEXIT=」に「1:使用する」を指定 | サーバ動作環境ファイルの設定については、“セットアップガイド”を参照してください。 |
4 | 帳票登録コマンド(lvcvlst)で印刷データの登録 | 印刷データの登録については、“設計・運用ガイド”を参照してください。 帳票登録コマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |