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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能APIリファレンス(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

まえがき

本書の目的

本書は、帳票保管活用機能を使用した帳票業務アプリケーションの開発、およびカスタマイズにおいて使用する、各種APIについて説明しています。

 マニュアルの体系、関連マニュアル、マニュアルの読み方については、“マニュアル体系と読み方”を参照してください。

本書の構成

本マニュアルは、次の構成になっています。

第1章 サーバ機能API

List Worksのサーバ機能を利用したアプリケーションを開発するためのインタフェースについて説明しています。

第2章 クライアント機能オートメーション

ほかのアプリケーションからList Worksクライアントの機能を制御するためのインタフェースについて説明しています。

第3章 Web連携機能API

List WorksのWeb連携機能を利用したアプリケーションを開発するためのインタフェースについて説明しています。

付録A サーバ機能APIのエラー情報

サーバ機能APIのエラーコードとエラーメッセージについて説明しています。

付録B サーバ機能APIのサンプルプログラム

サーバ機能APIを利用したサンプルプログラムを記載しています。

付録C オートメーションメソッドのサンプルプログラム

オートメーションメソッドを利用したサンプルプログラムを記載しています。

付録D Web連携機能APIのサンプルプログラム

Web連携機能APIを利用したサンプルプログラムを記載しています。

付録E List Worksにおける処理の流れ

Web連携機能APIを利用したプログラム開発の参考として、List Worksにおける処理の流れをフローチャートで示しています。

付録F ログイン画面の初期値の設定方法

Web連携機能APIを利用したプログラムのログイン画面に初期値を設定する方法について説明しています。

本書の表記について

本マニュアルでは、説明するうえで、次に示す名称を使用しています。

マニュアル名称
  • マニュアル中で、自身を参照する場合は「本書」と記述します。

  • 本製品の帳票保管活用機能のマニュアル名称を記述する場合、マニュアル名の先頭を省略し、“マニュアル体系と読み方”、“解説書”、“設計・運用ガイド”などと記述します。

略称、記号

“マニュアル体系と読み方”でまとめて説明しています。

用語
  • List Worksのインストールディレクトリ  または
    List Works Web連携のインストールディレクトリ

    Solaris版では、デフォルトは「/opt」です。変更している場合は、実際のインストールディレクトリに置き換えてお読みください。

    Linux版では「/opt」です。

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。

商標および画面写真について

著作権表示

Copyright 1995-2014 FUJITSU LIMITED

保管フォルダの論理パスについて

LISTVIEW、ListWORKS、List Works V6.0/6.0において「物理パス」であった帳票の格納場所の表記は、「論理パス」に変わりました。

保管フォルダは、List Worksの論理上の階層で管理されています。保管フォルダ、および保管フォルダに保管されている帳票の場所を表す階層構造は、ディスク上の階層構造を示す「物理パス」に対して「論理パス」という用語で説明しています。

「保管フォルダの帳票の論理パス」は、帳票が格納されている保管フォルダの場所を表す論理パスと、帳票のファイル名を区切り記号でつなげて記述します。


記述形式

保管フォルダの論理パスには、2つの形式があります。特に説明のない限り、どちらの形式を使用してもかまいません。

保管フォルダの論理パスの形式を、リストナビの保管フォルダの一覧に表示される、以下の構成を例にして説明します。()内は可変であることを示します。


形式1
\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名)      Windows版の場合
/(保管フォルダ名)/・・・/(保管フォルダ名)      Solaris版/Linux版の場合

第1階層から、保管フォルダ名を階層にしたがって記述する形式です。

例)Windows版の場合        : \営業部\売上一覧
   Solaris版/Linux版の場合: /営業部/売上一覧

形式2
(ドライブ名):\(第1階層のフォルダ名)\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名)      Windows版の場合
/(第1階層のディレクトリ名)/(保管フォルダ名)/・・・/(保管フォルダ名)                Solaris版/Linux版の場合

第1階層の物理パスに続けて、第2階層以下の保管フォルダ名を階層にしたがって記述する形式です。Web連携機能APIやサンプルJSPでは、この形式で指定します。リストナビの保管フォルダのプロパティにおける[詳細]タブの「フォルダの場所」は、この形式で表示されます。

例)Windows版の場合        : D:\eigyo\売上一覧
   Solaris版/Linux版の場合: /home/eigyo/売上一覧

注意

Solaris版/Linux版では、優先的に形式2で指定したと見なして論理パスを処理するため、形式1で指定した場合、意図した結果にならず、エラーとなる場合があります。このため、保管フォルダの作成時は、第1階層の論理パス(形式1)が、別の保管フォルダの論理パス(形式2)と同じにならないようにしてください。


クライアント機能オートメーションでは、特に指定のない限り、以下の形式で指定します。サーバ上の保管フォルダ、またはマイ コンピュータ上の保管フォルダで形式が異なります。なお、メソッドによっては、「形式2」で指定する必要があります。

各メソッドで指定するパラメタの詳細については、“APIリファレンス”を参照してください。
(サーバ名)\保管\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名)               サーバの保管フォルダの場合
(マイ コンピュータ)\保管\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名)      マイ コンピュータの保管フォルダの場合
  (注)
例)サーバの保管フォルダの場合: Server\保管\営業部
   マイ コンピュータの保管フォルダの場合: マイ コンピュータ\保管\営業部
                                              (注)

注:「マイ コンピュータ」は半角文字