Systemwalker Centric Managerは、IT環境の運用管理を行うための統合基盤となる製品です。IT環境を構成する資源(ネットワーク、ハードウェア、OS、アプリケーション、利用者など)、業務および運用部門を含めた、企業のIT環境全体のライフサイクルを戦略(ポリシー)に基づいて管理します。
ライフサイクル・マネージメント
Systemwalker Centric Managerでは、IT資源のライフサイクルを管理します。
IT資源のライフサイクルを次の4つのフェーズにわけ、効率的に運用管理を行います。
デプロイメント(導入/設計)
IT資源および業務をシステムへ導入/設定するフェーズです。情報システムで利用する資源の配付・適用を行います。
モニタリング(監視)
運用フェーズに入ってからのIT資源や業務の稼働状況、性能などを監視するフェーズです。IT資源の稼働監視、異常監視、性能監視を行い業務が正しく稼働していることを監視します。
リカバリ(復旧)
トラブル時の対処、復旧のフェーズです。トラブル発生時に調査や対処を行い、障害を管理します。
アセスメント(評価)
業務の安定稼働を評価するフェーズです。業務の稼働情報や、業務を構成するIT資源の情報から業務のサービスレベルを評価/分析します。業務のボトルネックの検出やキャパシティプランニングを行います。
フレームワーク
運用管理作業においては、上記の4つのマネージメント機能が、相互に連携してIT環境のライフサイクルを管理します。マネージメント機能間での情報共有、シームレスな機能連携、統一した管理ビューを提供するのが、フレームワークです。フレームワークは、管理対象資源(ネットワーク、ハードウェア、OS、ソフトウェアなど)の構成情報、運用ポリシー、および、メッセージ、操作ログ、履歴などの各種ログ情報などを一元管理します。
また、Systemwalker Centric Managerでは、ICT資産のライフサイクルも監視します。
ICT資産のライフサイクルを次の4つのフェーズにわけ、効率的に運用管理を行います。
計画(状況の把握)
システムへのICT資産の導入計画を建てるフェーズです。
サーバやPCなどの機器やソフトウェアライセンス、リース・レンタル機器の契約状況を管理し、把握します。
導入(資産情報の収集)
所有するICT資産をシステムに導入するフェーズです。
ICT資産の情報を収集し、資産管理台帳で一元管理します。
運用(資産状況の把握)
システムに導入したICT資産を運用するフェーズです。ICT資産の更新情報を収集し、ICT資産の運用状況を把握します。
廃棄(ソフトライセンスの回収)
システムに導入したICT資産を廃棄するフェーズです。
ICT資産からソフトウェアライセンスを回収し、ICT資産の利用状況を更新します。