SNMPトラップを受信した場合に、SNMPトラップ受信時のデータに対する文字列が変更される場合があります。
通知されるイベントメッセージで、補足情報として表示されるenterpriseOID(以下のメッセージの太字部分)の結果が変更されます。
MpCNappl: ERROR: 3: ネットワークで事象が発生しました.(TRAP agent:%1 community:%2 generic:6 enterprise:%3 specific:%4 timestamp:%5 varbind:%6) |
文字列が変更される条件は以下のとおりです。
[条件1]
SNMPv2C形式のトラップについて、VarbindNameにsnmpTrapEnterpriseを含まない。かつ、
SNMPv2C形式のトラップについて、VarbindNameに含まれるsnmpTrapOIDが標準TRAP以外(注)である。かつ、
snmpTrapOIDの最後のサブ識別子が0である場合。かつ、
snmpTrapOIDの最後から2番目のサブ識別子が0でない場合。
例)
snmpTrapOIDが“1.2.3.4.5.0”の場合
“1.2.3.4”
“1.2.3.4.5”
[条件2]
SNMPv2C形式のトラップについて、varBindにsnmpTrapEnterpriseを含まない。かつ、
SNMPv2C形式のトラップについて、SNMPv2CのvarBindに含まれるsnmpTrapOIDが標準TRAP以外(注)である。かつ、
snmpTrapOIDの最後のサブ識別子が0でない場合。かつ、
snmpTrapOIDの最後から2番目のサブ識別子が0である場合。
例)
snmpTrapOIDが“1.2.3.4.5.0.1”の場合
“1.2.3.4.5.0”
“1.2.3.4.5”
標準TRAPとは、以下のsnmpTrapOIDのことです。
MIB名 | OID |
---|---|
coldStart | 1.3.6.1.6.3.1.1.5.1 |
warmStart | 1.3.6.1.6.3.1.1.5.2 |
linkDown | 1.3.6.1.6.3.1.1.5.3 |
linkUp | 1.3.6.1.6.3.1.1.5.4 |
authenticationFailure | 1.3.6.1.6.3.1.1.5.5 |